【ヤバいリサイクルショップ】平成ラストサマー篇
※この記事は2018年夏に投稿したものを下敷きに手を加えたものです。
エッ!?アメリカのお菓子!??
…と思ったらヤバショ(※)でした。
※=群馬県渋川市にあるヤバいリサイクルショップのこと。筆者の故郷であり、そのリサイクルショップに魅せられた筆者は帰省のたびに逐一足を運ばねば東京に戻れないという病に侵されている。
リサイクルショップが大好きです。えくぼは恋の落とし穴、三枝です。お世話になっております。先日長期休暇を活用して、例のごとく、龍が如く、渋川市にあるヤバショに行ってまいりましたのですが、相変わらずヤバさの宝箱、ヤバさの正倉院でございましたため、ヤバショフォルダの潤いは美魔女の肌レベルでございます。
真夏のピークも去ったって天気予報士も言ってたことですし、平成ラストサマー、最後の花火、この夏のヤバショフォルダを一部共有させていただきたく、何卒。
めちゃくちゃブレてますが、これは、お盆真っ盛りでも営業中だったという興奮と感動のためです。よかった〜〜〜
数か月ぶりに行ったら文房具コーナーができていました。しかもはちゃめちゃに品揃えが◎、この数か月でヤバショに一体なにがあったのか、想像せざるを得ません。
アノVCORNの旧タイプが箱で売ってました。箱で試し書きをするなよ。
しかしVCORNまじで書きやすいです。仕事中からプライベートまで文字書くときはもっぱらこれ使ってます。というわけでこれはマジで買いでした。ヤバショはたまにこういうマジな掘り出し物があるからやめられないんですよね。
本当にだいすきなペンだったので買う前「試し書き欄で宣伝しておきました。PILOT VCORN最高!これはグッドコピー。刺さる。学生時代、コピーライター養成講座(基礎講座)に通っていた俺に書かせればこんなもんよ。
試し書きノートの傍に不穏な落書きが。しかも右上に微妙にウォーミングアップをした痕跡が。そこまでして書きたかったことがそれなのかよ。
本コーナーにめぞん一刻が!!誰もが知ってる超名作、古本屋行ってもごく稀にしか見かけないマジな掘り出し物、その2です。
めぞん一刻に感動してたら、漫画コーナーに琴が雑に売られていました。なぜそこにいるんだ。
誰かのサインが100円で売られていました。厳しい。もしも俺が有名人になったとして、自分のサインがリサショに売られていて、しかも100円だったら泣いちゃうだろうな。誰のサインか分かる方、教えてください。
あっ!松原のぶえのサインじゃん!正直これ見つけてググるまではいまいちピンとこなかったのですが、曲聴いてみたらこれ知ってる!ってなるくらい超有名人でした。13年前のサインですね。ガッツリお寿司屋さんの名前が入ってたのですが、たぶんこのお店はもうつぶれちゃったのでしょうね。諸行無常を感じずにはいられない案件。
ごはん屋さんの電光掲示板、38,000円。食事処営業中の人は見逃せないですね。これがふたたびビカビカに光る日は来るのでしょうか。
ラーメン屋スターターキット!!ラーメンの「茹で」を極めたい、自宅でも茹でていたい、そんな人に勧めたい。なんといっても、いっぺんに6玉も茹でられますからね。こういった「元飲食店の一部」だったものが垣間見えるのもこのヤバショのヤバさのひとつです。
これはちょっと普通にほしかった。めちゃくちゃポップ。こういうふうに生きたい。このタッチの絵に既視感があるものの、誰の絵だったか思い出せない。詳しい人、ぜひ教えてください。
で、これがツキノワグマのはく製です。
こんなに近くでツキノワグマを見たことがなかったのでドキドキしました。あれ?高校球児?と思わせるほどまっすぐな瞳に、特殊な気持ちになります。サファリパークよりも間近でツキノワグマが見られるのはヤバショだけ。
このたびのヤバショの中で非常に刺激的な商品がこれ。映画とかでたまにみるシャワールーム。これでいつでもどこでもシャワーが浴びられます!なんでスケスケのガラスなんだろう。プライバシー的側面を一切合切無視した仕様のこちらのシャワールーム。すりガラスとかにしとこうよ。
そして、最後にヤバショ今シーズン最もヤバかった商品が、下記のものとなります。
マスターハンドっぽいオブジェです。台座が異常にポップなりんごのイラストなところに制作者の狂気をビンビンに感じますね。たぶん意図とかを考えてはいけない。これは、宇宙の真。人類がまだたどり着くことのできない未知の領域。未だ見ぬ深淵。そういうものだと思っています。
今回のヤバショのヤバコンテンツは以上となります。
ここにいると、売り物とそうでないものの領域がだんだんと曖昧になってきます。さながらバリ島のパサールのよう。所有の曖昧性。これも、僕がヤバショに魅かれてしまう理由のひとつであるとかんがえています。
たとえば、
うりもの。
うりものではない
うりもの。
一番手前だけうりもの。奥のふたつと、台車はうりものではない。
灰皿含めてうりものではない。
だんだん、何が売り物でなにがそうでないのかわからなくなってきます。
でもたぶん、そういう区別をつけること自体がここではナンセンスなことなのかもしれません。もはやここはただのリサイクルショップの域を超えて、観光スポットのひとつと考えてもよいでしょうね。この混沌とした「場」を楽しめよと、ツキノワグマのはく製にそう言われているような気にすらなります。ヤバい薬とかはやってないです。
さいごに、家族にこのヤバショを紹介したその日のうちに姉から送られてきた姉的激ヤバ商品を紹介して終わりたいと思います。
どう見ても最高です。のろわれそう。