重度精神疾患者がタンザニア•ケニアに行った話
タンザニア•ケニア(ナイロビ)に行ってきました!
私あっこは統合失調症を持っております。今は薬で安定しておりますが、この病気を持っているがためのスキルなし、お金なし、人脈なしでこの旅に挑みました。
準備〜到着
準備
自分で準備した主な準備事項は以下です。
航空券の準備、黄熱ワクチン接種、保険加入、ホテルの予約、薬の準備、その他必要なもの(洋服)などの準備、訪問する場所の下調べ
準備していた期間を一言で表すと
"大変でしたー!"
今まで海外に行ったことはありますが、どうやって航空券の予約を取っていたのか等覚えていないのです。ツアーで行ったり、人に単に着いて行ったりしただけだったからかもしれませんが。社会人になってからはずーっと幻聴が聴こえていたので、本当にどうやって海外渡航準備をしていたのか全く覚えていません。だから、今回こんなにも念入りに準備できたのは初めてでした。(私、今までよく生きてこれましたよね。)
統合失調症を絡めて準備のことを話しますと、事前に主治医にアフリカに行くことを相談して、気をつけるべきこと等聞いておいたり、もしもの時のために統合失調症の薬を3倍くらい持っていきました。
渡航前一週間
・妹の結婚式のドレス選びに付き添いました。
・両親と彼に手紙を書きました。
・訪問する場所の下調べを入念に行いました。
・参考映画の"Out of Africa"を視聴しました。
アフリカ渡航前は私かなりアフリカに対してビビっておりました。(特に世界三大凶悪都市と言われるナイロビ)そのため、アフリカで万が一何かあった場合のために、家族との時間を大切に過ごす一週間にしました。だから、妹のドレス選びについていったり、両親と彼に手紙を書いたりしました。
渡航日
父に最寄り駅まで送ってもらい、彼の家の最寄りの駅まで電車で行きました。彼の家の最寄りの駅に着いたら、そこからは彼の車で成田空港に。成田空港に着いて、チェックインを済ませ、外貨両替(円→USD ※アフリカではあらゆる所でドルが使えます)、変圧器の購入、彼と一緒に夕飯を食べました。
そして、いよいよ出発!
久しぶりの飛行機にドキドキしながら、無事離陸。
飛行機
終始楽しいフライトでした。
行きは、成田🇯🇵→韓国🇰🇷→アディスアベバ🇪🇹→キリマンジャロ🇹🇿
<成田→韓国>
成田からアディスアベバまでは同じ飛行機でしたが、韓国を経由しないと行くことができませんでした。(韓国で一度降りないといけませんでした。このことを実はチェックイン時まで知らなかったんですよね。)韓国の空港では日本に来ていたイスラエル人とお友達に。一緒に空港内を移動して色々なお話をしました。Facebook友達にもなりました。水を私の分まで買ってきてくれたり、とっても優しい親日のイスラエル🇮🇱人の女の子でした👩
<韓国→アディスアベバ>
韓国からアディスアベバまではタンザニア人👨とお友達に。とっても親切でアディスアベバの空港ではトランジットを一緒にしました。アディスアベバはエチオピアで既にアフリカ大陸。少し怖がってた私をGATEまで一緒に連れて行ってくれました。(GATE違ったのに、案内してくれたの。本当に優しい。ありがたや。)
アディスアベバの空港では、アフリカ人にナンパもされました。笑
<アディスアベバ→キリマンジャロ空港>
この間はナンパしてきたアフリカ人に少ししつこく付き纏われましたが、無事にキリマンジャロ空港に到着。快晴で空がとてもきれいでした。
キリマンジャロ国際空港
空港に着いたら、長蛇の列。ビザ申請の列など全部で1時間くらい待った気がします。タンザニアに入国するためにはビザの申請が必要です。事前にオンラインで申請もできますが、私は到着後に申請するアライバルビザで入国しました。ビザ申請のための用紙がありますので、そこで英語の知識が多少なりとも必要になってきます。私はリスニングが驚くほどできないのですが、リーディングはそこまで苦労しないで読めるので、ここまでは困ることはありませんでした。(滞在中、英語で苦労した点は後ほどお話しさせて頂きますね。)
その後、空港の外にあるJambo cafeで待ち合わせ。アイスカフェラテを一杯飲んで、身だしなみを整えたり、行程表やこの旅の目標を確認したりして、他のメンバーを待っておりました。私含めて6人での今回の旅でしたが、すでに4名はJambo cafeにいらっしゃっておりましたが、私は顔を知らなかったので気づかず。結局最後のお一人が到着してからの顔合わせでした。
ロッジへ出発
タンザニアを案内してくれたドライバーさんのサファリカーに乗り込み、いざ出発。ここで一番恐ろしかったのは、ドライバーさんの運転。二車線でノロノロした車を追い越すのは当たり前。猛スピード。前から来た車に衝突したらどうするのかと終始ドキドキしておりました。しかし、サバンナの景色は今まで見たことのない絶景。貴重な体験でした。車の中での会話ではその地域の知識を教えてもらえることができました。
ロッジ到着
ロッジに到着しました。一言で言って、最高のロッジ!!
到着後の夕飯は超豪華。(エチオピア航空の機内食がたくさん出て、あまりお腹に入らなかったのですが、、、18時間のフライトで機内食が5, 6回出た気がする。)
食べ物の写真はこの旅ではあまり撮らなかったのですが、やたらチキンカレーが多かった気がします。豆も多かった気が、、、野菜お肉お米の食事バランスが良く、お腹を下すことは一切ありませんでした。
ここまでのまとめ
忘れ物もなく、特に怖いこともなく、準備〜到着まで特に問題なく、乗り切ることができました。初のアフリカ大陸上陸は怖かったけど、感動的でした。
タンザニア
コーヒー農園視察
コーヒー農園の視察に行きました。
満開のコーヒーの花とその香りで私たちを迎えてくれました。コーヒーの木の育て方や象対策(農園には象が出るそうです。電気柵を徹底していました。)、収穫後の精選作業場の視察、普段飲んでいるコーヒーはこのように作られているのですね。また、コーヒー農園の広大さにも驚きました。斜面にもコーヒーの木が植えられていて、どうやって植えたのだろう?どうやって収穫しているのだろ?気になるところがたくさんありました。この土地で農園を始めた方々は本当にすごいですよね。(ドイツ人の入植者の方々が始められたそうです。)歴史を少しでも学んでいくと背景を考えながら見れるのでおすすめです。
ンゴロンゴロ保全地域
ンゴロンゴロ保全地域に行きました。早朝にロッジを出発。
広大な土地に野生の動物。驚く程の大自然に感動しました。ディズニーのライオンキングの世界が現実に広がっていました。中でもプンバ(イボ猪)を見れたことが嬉しかったです。(超超超可愛かった!!)メスライオンも間近で見ることができました。やたらと、しまうま、ヌーとバッファローが多かった。笑
タンザニアからケニア(ナイロビ)に移動
車中
アフリカで初めて助手席に座らせてもらいました。怖かったのですが、この移動の時のドライバーさんがとても運転が上手な方(車追い越しは普通にしていましたが
)で、ほとんど安心して過ごすことができました。とっても楽しい車移動でした。私たちのグループは国境で一点懸念点があったのですが、それも問題なくクリアし、無事にナイロビに到着しました。
ナイロビ到着
この旅で一番ビビっていたナイロビ。(ナイロビは世界三大凶悪都市の一つ)意外と安全でした。ご一緒させて頂いた方々が、頼もしい方々ばかりだったというのもありますが、想像していた世界には遭遇しませんでした。ただ、ホテルのセキュリティの厳重さなどにはびっくりしましたが。(麻薬探知犬がいました。超賢そうで、私は何もやっていないけれど怖かった。笑) ホテルに着いたら、近くのレストランに外食。現地で働いている日本人の方々にお世話になりました。ビール好きなので、ビールは絶対に飲みたかった。結果ケニアビールを2杯も飲んでしまいました。(味はドイツビールの味でした。)
ナイロビ2日目
ナイロビ国立博物館と地元のマーケット、カレン地区、オフィスを回りました。中でもカレン地区に行けたことは嬉しかった。事前勉強として、カレン地区の名前の由来であるカレンさんの映画(Out of Africa)を観ていたのです。カレン地区ではカレンの家に行くことができ、映画の世界を堪能できました。ナイロビに行く機会があったら、絶対に観ていくべき映画だと思います。カレンの家のガイドをしてくれた女の子の英語、全部は聞き取れなかったですが映画を観ていたので理解することができました。
全体を通しての感想
学びの多い旅でした。初めは自分の中での目的は定まっていたような定まっていなかったような感じでしたが、最後にはその曖昧な目的が明確になり、結果達成できておりました。旅をご一緒させて頂いた方々がとても愉快で知的で頼もしい方々ばかりでしたので、終始安全でただ楽しいだけでないたくさんの感情を味わいながら、旅を終えることができました。他に書きたい記事が思い浮かんできましたので、短いですが感想はこのくらいにしておきます。また時間があるときに、付け加えられたら。。。