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11.23映画『マチネの終わりに』同時鑑賞会+αをおこないます


2019年11月に公開された映画『マチネの終わりに』を、2年後の11月にzoomで同時鑑賞会してみましょうという企画です。

2021.11.23火曜祝日
2000開演
2030上映開始

この映画のオフィシャルライターだったわたしは、2018年のいまごろ、つまり11月ですが、パリに長期滞在していました。本作の撮影に同行していたからです。
ニューヨークでも撮影されていますが、大部分はパリ、しかもフィルム撮影という贅沢な作品です。

日本製ラブストーリーとしては破格の一作であり、福山雅治さんも石田ゆり子さんも、キャリア最良の演技を披露しているにもかかわらず、興行、批評ともに充分とは言えません。コロナ禍で観ると、この映画の真価はさらに高まるはずで、再発見してほしいとの想いがあります。

原作はご存知、平野啓一郎さん。数々の名作ドラマで知られる井上由美子さんによって脚本化され、福山さんとのコラボレーションでも知られる辣腕、西谷弘監督が映画化。生涯で三度しかリアル対面できなかった男女の行方を描きます。それぞれに大人のふたりがオンラインで親交を深め、「実際に逢う」というときめきを大切にし、だからこそ、すれ違いもすることになる、決して短くはない物語は、全世界が変容した2020年以後のいま、「ひとはどう生きたらいいのか」という根源的な問いをわたしたちにもたらします。

同時鑑賞は、配信もしくは、DVD、Blu-rayを、「いっせーの」で一緒に観ます。映画の上映中は、わたしが、撮影の舞台裏なども含め、ワンシーンごとに、丁寧に解説します。公式Instagramや劇場用パンフレット、マスコミ向けのプレスシート、新聞、雑誌などで、たくさんの取材、執筆をしてきたこの映画について、存分に語りたいと思います。

今回は、お愉しみ企画として、ワインとフード付プランもご用意します。物語の主人公、蒔野と洋子が最初で最後のデジュネをするシーンで、白ワインを飲んでいますが、その銘柄は明かされません。どんなワインだったのか? プロのソムリエールにセレクトしていただき、そのワインにあうアペタイザー(冷製と温製、計3種セット)も選んでもらいました。ワインを味わいながら、この切ない恋愛劇を見つめることは、芸術の秋にふさわしいひとときになると思います。(なお、ご希望の方にはノンアルコールワインもセレクトします)

ご興味のある方は、相田冬二のTwitter(ダイレクトメッセージ)か、Facebook(メッセンジャー)まで、お問い合わせください。

この映画とワインの関係についての文章は、noteにも掲載しています。(「ワインの時間」としての映画『マチネの終わりに』)ぜひ、こちらもご覧ください。

どうかよろしくお願いします。

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