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恋は、一か八かの緊急事態である。
恋の正体がついにあかるみになった。
永いため息も、甘やかな妄想も、すべてまぼろし。
もう逃げるな。目をそらすな。恋は、一か八かの緊急事態である。
相田冬二(映画批評家)
映画『寝ても覚めても』のための公式コメント。
『イヌミチ』のために
自意識は進化しない。
ただ散歩をつづけるだけなのだ。
ほんとうの自分やあたらしい自分なんて、
さがさなくていい。
過去もなければ未来もない。
生まれたての啓示が、いま
ファンファーレのように鳴り響く。
『さめざめ』のために
『さめざめ』は、横顔の映画である。
けっして人物の表情がすべて横顔でとらえられるわけではないが、うつしだされているものは横顔にほかならない。
わたしたちは、だれかの横顔しか見ることができないという真実を、この映画は記録する。
横顔は推移し、変幻する。
あるときは無機質に、あるときはファニーに、あるときシリアスに、あるとき艶っぽく。
しかし、横顔の向こう側には、つねに見えないなにかが横たわってい
『ふきげんな過去』のために
ほんものが
ほんきであそべば
ほらごらん
ほんとのウソが
ほどくシンジツ
『怒り』のために
だれかを信じること。
なにかを信じること。
すべては、自分を信じることに他ならない。
だが、はたして、わたしは、
だれかになにかを信じることが
できる人間だろうか。
映画が、あなたのこころを容赦なく、試す。
そして究極の自問自答のはてに、
真新しい感動が出現する。
『オーバー・フェンス』のために
恋のかさぶたはがれるときの
あの感覚がこころのどこかにのこっている
忘れたふりをしていても
忘れられないなにかについふれている
そんなあなたなら
これは愛おしくなる映画です