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2018年春から造形を習い始め、かっぱと小鬼三兄弟のゆるゆる日常「まいにちかっぱ」を樹…

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2018年春から造形を習い始め、かっぱと小鬼三兄弟のゆるゆる日常「まいにちかっぱ」を樹脂粘土で作成。 コマ撮りにも挑戦しています。noteではかっぱ達の制作背景をメインとしつつ、 内装・パースの勉強のことや、自身の考えなど自分の日常を綴っていきたいと思っています。

マガジン

  • 真面目な社畜の不真面目な人生考察

    そこそこな人生を歩んできたaimaの人生観を記します。人生生きるのが下手くそでなおかつ人が苦手な人間がひたすらに猫をかぶって生きている様をご覧ください

  • 手書きパースをはじめました

    「客先ですらすらパースやイメージを描けるようになりたい!」という思いからはじめました。通信講座の添削などを通して、身につけていく過程を記したいと思います。

  • まいにちかっぱ 制作日記

    TwitterでUPしている樹脂粘土のかっぱと小鬼の3兄弟でお送りする「まいにちかっぱ」の制作や裏話を掲載 ゆるーい世界をご堪能ください。

最近の記事

世界を救う 彼女の話

「ねぇ、なんで勇者は世界を救うの?」 「何の話?」 俺の彼女はたまに変な事を言う。彼氏の俺がいうのもなんだが、彼女の見た目はかわいいし、性格も真面目な優等生タイプという付き合う前の印象は変わらないものの、たまにこんな風に真面目に変な事を考えている。今はテスト期間に仲良くカフェで勉強という仲睦まじい光景を周りに見せつけつつ(まぁ、実際は黙々と勉強していただけなのだけど)、ふとした彼女の一言で手が止まる。 「ラノベとかアニメとかゲームとかさ」 「うん」 「異世界でも王道でもいいん

    • おくすりでみるゆめ

      眠れないと思ったのはいつからだろうか。 眠った夢がずっと現実じみているのはいつからだろうか。 僕はそんな疑問と共に今日も親指の腹に力を入れた。パチっと、人の気もしらない軽い音を耳に入ってくる。 僕は寝ている時に見る夢が好きだった。 現実ではない世界、創造の世界がそこにはあって、自分はそこで何にでもなれた。なんでもできた。たまに思ってる通りにいかない夢が来たら、あーこう出来たらよかったなぁと思うこともあったし、すごく怖い夢は本当に涙が止まらないこともあった。

      • 「らしい」という「楽」な呪いの装備

        言葉には「言霊」とか「言葉には魂が宿る」とか、 そんな表現があるくらいだから、やはり何かしら人間に影響を与えるものだと思う。 とあるビジネス書でみた一言や、漫画で主人公が叫んだセリフを胸に留めている人もいるだろう。ちなみに私は交響詩篇エウレカセブンの 「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」という言葉を胸に留めている。 言葉とは「そういうもの」と理解した上で、今回の首題「らしい」という言葉について考えてみたい。 「らしくない」友人が放ったその一言が自分の今までを作った

        • 拝啓、焼酎はまだ呑めません

          もう10年くらいになるのか。 あっという間ではなかったけど、お父さんとお酒を呑まなくなって10年経つとは不思議な気分。今思えば、早生まれで良かったと思うわ。 お母さんは元気だよ。相変わらずお父さん好きーさんで、2人でご飯行くと、よくノロケられるわ。愛されてんねぇ。 長兄とは月一でごはん行ってるわ。ちゃんと長男してくれて、お母さん支えてる。ほんますごいよ。お父さんに似て超人やわ。 次兄は今もうすっかりお父さんで、姪っ子も小学生になったらしい。めでたいけど、ほんま人ってすぐ

        世界を救う 彼女の話

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        • 真面目な社畜の不真面目な人生考察
          2本
        • 手書きパースをはじめました
          2本
        • まいにちかっぱ 制作日記
          1本

        記事

          秋の時読み

          「アキノトキヨミ? それが名前なの?」 「そうだね。今や名前といっても差し障りはないかもしれないね」 季節は秋。木々の紅葉始まったこの公園で、俺は一人で遊んでいた。ハヤトやミヤが来るには少し早くて、手持ち無沙汰だったから、サッカーボールをつま先で小突いていた。そんな時、現れたのが同い年くらいの男子。ここら辺では見ない顔。黒髪に秋らしい色のパーカーを着た奴。引っ越して来たばかりかもしれない。俺はこの公園でたくさんの友達を作った経験があったから、良さそうな奴なら仲間に入れてやろ

          秋の時読み

          負荷≠我慢

          楽しい事だけで生きていけたらどんなに楽なんだろう。昨日旦那と弾丸ツアーと称して、鳥羽水族館とパルケエスパーニャを渡り歩いたのが、大好きな人と「次はあっちや! 赤福買うぞー!」とかまるで学生みたいにはしゃぎまわった1日が狂おしい程に面白くて、すごい幸福度だった。 今日は、そんな日の帰りにふと思った、ストレスについての話。 私は学生時代、中学(バスケ)、高校・大学(アーチェリー)と体育会に所属していた。(バスケで腰や足首を散々やってからは、激しい運動ができなくなったため、アー

          負荷≠我慢

          べっこう飴が上手に作れない

          令和になって世間が年末かのようなお祭り騒ぎ。そんな中、少し冴えないGWを送っている。決して予定がないわけでない。日々それなりに動いて、しかしゆったりと日々過ごしている。 私はたまに気持ちが不安定になる。それは天気のせいであったり、寝ても寝ても足りない睡眠のせいであったり、自分の不甲斐なさに泣けてきたり…… 一際ぼーっとしていた今日、ふと甘いものが食べたくなって台所に立った。 少し小ぶりな深めの片手鍋に、砂糖を入れる。だいたい鍋の底が隠れるくらい満遍なく。そしてその砂糖がし

          べっこう飴が上手に作れない

          手書きパース講座Part1 第一回課題を経て

          こんにちは。あいまです。 こちらのマガジンでは現在、私自身が最も手を入れるべきと思っているパースの練習について通信講座の課題をこなしつつ、勉強日誌ようなイメージで進めたいと考えています。 年明けから課題を提出するまでに4ヶ月くらいかかってしまったことを反省しつつ、先日添削が戻ってきたので、振り返りつつ次の課題に向けての課題を明らかにしようと思います。※添削の掲載は先生よりご許可をいただいております。 第一回添削:1点パース 2課題 / 2消点パース 1課題 実質フリーハ

          手書きパース講座Part1 第一回課題を経て

          おわりのはじまり

          「ああ、痛いな」 身体を貫いた鋭利な金属の部分がひどく熱くて、とても痛くて、つい口からそんな言葉が零れた。 次第に目の前が真っ白になる。立っているのも辛くなってきたから、壁にもたれながら、座り込む。金属が刺さった胸はひどく熱いのに、身体はどんどん寒くなってふと毛布が欲しくなった。 でも、とても眠りたくなって、僕は目を閉じた。 * 「この度はお悔やみ申し上げます」 「すみません、色々と配慮していただいて…」 「いいのよ。この街のみんな、あなたの旦那さんにはお世話なって

          おわりのはじまり

          星使いと星歌いの話

          ここはとある星飼いの街。星使いのあいまと秋の星は今日も旅を続けていた。 「歌を忘れた星歌い?」 「そんな子がいるのー?」 「ああ、ここいらでは有名な星歌いの家系の子なんだけどね。代々受け継がれる歌を忘れちまったらしいんだよ」 「どうして忘れたのさ」 「さぁねぇ…」 春の花のモチーフのランタンを掲げた星使いは首を振った。あいまと秋の星は顔を見合わせる。 「その子の家はこの近くなのかい?」 「ああ、あの噴水広場を抜けた先さ」 「ありがとう」 話を聞いた星使

          星使いと星歌いの話

          星使いと秋の星の話

          とある少女は、とある時期、とある大人と旅をしていた。 その人は少女と同じ星使いで、旅人で、不思議な夢を持っている人だった。 少女がその人に出会った時は一人だった。この時少女はただぼんやりと空を見ていた。 「こんにちは」 音が聞こえると共に、少女の顔に影がかかる。 「あれ? こんにちは?」 「こん…は?」 それは人だった。少女はあまり物を知らなかったが、自分が人であることは知っていた。そして言葉を少し話せる事も。でも言葉はしばらく発してなかったから、うまく口

          星使いと秋の星の話

          星使いと星読みの話

          旅の途中。あいまと秋の星は、星飼いの街の不思議な店を訪れていた。 「いらっしゃい。あら、こんにちは。変わり者の星使い」 鳥をモチーフにしたランタンから声が聞こえる。あいまはランタンにいる星に微笑んだ。 「こんにちは。冬の星」 「あいも変わらず、失礼ないいようだね」 「あら、変わり者の秋の星もいるのね」 「いるさ。僕はあいまの星だから」 あいまの肩に立つ秋の星がフンッとそっぽを向いた。店の奥から人影が覗く。 「冬の星。なんだか機嫌が良さそうだけど、だれか来た

          星使いと星読みの話

          星使いの話

          「明日の天気はどうなるの?」 「たぶん雨じゃないかな?」 「そうか。あ、その星はそっちで」 素っ気なく頷いたあいまは、王冠のモチーフをした空のランタンを手に、自分の飼っている星"秋の星"に指示を出した。あてもなく旅をする二人は毎日違う場所でありながら、同じ空に星空を作る。毎日の習慣、いつもと同じ。ふと秋の星が尋ねた。 「あいまってさ」 「ん?」 「なんでいつも天気のことを聞くの?」 「なんでって?」 「もう、質問に質問しないでよね。あいまは僕の星の力知ってるでしょ?」

          星使いの話

          「まいにちかっぱ」の世界が優しい理由

          どうも。aimaです。マガジン1作目。かっぱと小鬼3兄弟のほのぼのした日常を描く「まいにちかっぱ」の制作日記スタートです。どうぞお付き合いくださいませ。 記念すべき第一回は「まいにちかっぱ」の世界観について、です。 「まいにちかっぱ」をご存知の方からよく、この世界は優しい・穏やか・のんびり・シュール……と比較的柔らかい印象をいただきます。その印象はまさに表現したいと思っている世界観であり、それを感じていただけていることは素直に嬉しいです。特に「優しい」という印象。これは

          「まいにちかっぱ」の世界が優しい理由

          手書きパースの勉強をはじめました Part0

          こちらでは、手書きパースを勉強し始めた経緯を描いています。 Part1から手書きパースについて記載しはじめます。 現在、内装屋でプランナーの卵として働いています。設計の学校に通いはしたものの建築の知識も内装の知識もロクになく、やりたいという意欲だけの自分を雇ってくれた会社に勤めて9ヶ月。内装の知識を1から教えてくれた上司や同僚のおかげでなんかとやっているところです。知識はまだまだ。勉強が必要ですが、それ以外に自分の中で明確な課題が一つありました。 それは「お客さんの前で絵

          手書きパースの勉強をはじめました Part0