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家族に伝える経済シリーズ(24):実体経済と金融経済、光と影の関係を考える②

まずな、人間社会が大きくなるにつれて、経済活動もそれに合わせてどんどん広がっていくから、実体経済も「大きくなっていく」んやけど、それがどれくらいの規模なんやろう…と思って調べてみたんよ。
ググってみたら、、えらい大きな数字が出てきて驚いたんやけど…実体経済と比べて、金融経済はもっともっとデカいらしいねん。
あるデータによると、毎日動く実体経済のお金が20兆円やとすると、金融経済では1,000兆円も動いてるって話やねん。これ、実体経済の50倍ってことで、ほんまに大きいんよな。

でもな、40年くらい前まではこんなに大差はなかったらしいんや。
時間が経って、だんだん金融経済が大きくなって・・・2015年時点では「10倍以上」っていうことらしいで。それで今では50倍の差がついた!
ほんの何十年で金融経済がこんなにも急成長したっていうのは、ちょっと怖いくらいやわ。
一応ここで、留意すべきこととして言うとくけど、拡大してるんやけど・・・縮小することも・・・あるかもしれんで。大体は拡大してる。事実としてな。でも、縮小することもあるんやで・・・っていう気持ちは大事や。

この金融経済ってのは、ゴム風船みたいに「急に大きくなったり、急にしぼんだりする」ってことやねん。
これはイメージやけどな、重要なイメージやと思うんや。
これが実体経済とは違うところやわ。
実体経済は少しずつ大きくなるもんやけど、金融経済はその規模が一気に変わりやすい。ここが、金融経済の「影」に通ずる部分かもしれんね。

さて、いろんな見方がある・・・と前に言うたね。いろんな見方ができることが大事で、それによって真実の理解に達しやすくなる。
ちょっと考えてみよか。
・・・もしお金をたくさん儲けたかったら・・・どうやろうな?
何か色々やっても大きくお金が増えないものより、急激に増えるものを扱った方が、たくさん儲かりそうやろ?

同じように、一生懸命に何かやるなら、大きなリターン(儲け)がある方がええ・・・というのは、考え方として間違いじゃないわな。
実体経済の中で頑張るより・・・金融経済の中で頑張った方が、でっかく儲かるんちゃうか〜と思う人は多いんや。
もし大きくお金を増やしたいって思う人がいたら、実体経済よりも金融経済の方が魅力的に見えるかもしれんよな。頑張って働くより、投資で増やした方が効率ええんちゃうかって思うやろうし。
いや、ちゃんと理解してへんかもしれんけど、なんとなくそれを感じ取ってる人が多いかもしれんな。

でも、そういう考え方にハマると、気付かんうちに「闇」に堕ちてしまうこともあるかもしれんねん。
実際、孫さんやホリエモンなんかも金融経済の中で大きく成功してきたけど、わたしはあんまり好きなやり方やないなぁ…と思ってるんやけどな(笑)。
今日はこれが前置きやけど、次回からは金融経済の本質に触れていこうと思ってるで。闇の部分も知っておくのが大事やからな。

金融経済は『闇に』堕ちやすい状況や場面が結構あるんや。
ただ、光と一緒に闇も必要やってところが・・・深いわな。
ほな、次回は金融経済の基本として、銀行会社(株式会社)について解説しようかなと思ってる。
また次回、楽しみにしておいてな。今日はここまでや。

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