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家族に伝える経済シリーズ(32):発明のチカラ ー 人を支え、社会を動かした“目に見えない仕組み”②

例えば赤ちゃんに向かって、ちゃんとした言葉で話しかけてると、だんだんその子もしゃべれるようになるし、文字も教えたら使えるようになるんや。つまり、最初からすでに複雑な仕組みがあるってことなんよ。
言語学者はこのことをどう思ってるんやろうか?
教育学者は?

私はね、ずっとこの疑問を持ってるんやわ。
実はあるところで少し話を聞いたことがあるんやけど、聞きかじりやからあんまり詳しくはないねん(笑)
言葉って、神様が人に与えたものなんやないか?って思うんよね。そうでなかったら、こんな複雑なコミュニケーション手段が自然にできるわけないんとちゃうかな?
話が少し逸れたけど、そやから「言葉」についてはここでは置いとこうか。

はじめに言(ことば)があった」って言葉があるけど、文字通りそのまま受け取ってもええんちゃうかな。神は言葉やったんや。まあ、それが(イエス)キリストかどうかは人それぞれ信じ方が違うやろうけど。
そやから、「言葉」は人が発明したもんやない、ってとこにしとこう。

次に、文字とか数字もあるけど、ここは人が発明したものと考えようか。
文字や数字を書き残す媒体として、昔は木や石、金属なんかも使われてきたけど、紙ほど便利なものはないんやね。
インターネットなんて足元にも及ばへんよ。
インターネットは電気がなかったら使えへんし、ネットワークが必須やろ?いきなり未開の地に行った探検家が使えるわけでもないしね。
でも紙やったら、持っていきさえすれば、ずっと(長いこと)使えるんよ。記録するにも伝えるにも、考えるにも計算するにも役に立つ。まあ、鉛筆かペンがいるけどな(笑)

前に書いた「貨幣」、「会社」、「複式簿記」は人類の発明として画期的なもんやねんけど、私が考える「凄い発明」はその前提にある「」、「文字」、「数字(計算技術)」なんや。
どれも「社会的な」発明なんよ。世界三大発明には入ってないけど、まあ、それはええか。

それで、次に「銀行」も挙げてええんちゃうかな…これは最近気づいたことなんやけどね。
発明って言うても、形ある「モノ」ばっかりやないんや。社会の仕組みを考え出した人って、ほんまにすごい発明家やと思うわ。

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