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自分が自分に触れていくために

個人セッションでお伺いする人生のお話。

17歳で上京、ミュージカル劇団に入り役者やダンサーとして活動されていた。
その後足を折り、役者を断念せざるを得ず、ドラッグの世界へ。
東京のど真ん中、首都高速が走る目の前のマンションで暮らす。

ある日、訪れた六本木のクラブで、出逢って握手した瞬間に、鮮明に前世の記憶が蘇った。その人との衝撃の出会いの後、その縁で、そのまま南米への旅へ。
現地でアヤワスカ(神秘体験を引き起こす南米の植物)を体験し、スピリチュアルな世界が一気に目の前に開かれる。
東京に戻った瞬間、空港で都会の空気の悪さに吐いてしまう。

もうここにはいられないと思い、そのまま、持っていた服やレコードは全て売り払い、荷物をすべて片付けて、バックパッカーで旅に出た。
ヒッピーヴィレッジで、自給自足の暮らしへ…

摩訶不思議で波乱万丈、劇的で、数奇で生命力に溢れた半生を語って下さる。

今、田舎で暮らされ、これまでの人生経験すべてを振り返りながら、内側から静かに湧いてくる、人間らしい感情に耳を澄ませておられるよう。

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少年時代は、周囲の大人たちからひどく殴られ、暴行を受ける経験をお持ちだった。
「その、闇歴史の、強烈なネガティブさが、
 強烈な光に変わるんだと…」

今、ご自身のお子さんたちには、決して、暴力をふるうようなことをしてはいけないと、固く決めておられる。
そして、お子さんたちとの時間を大切に、過ごされている。
戦争や争いごとに対しても、決然と「二度と繰り返さない」と信念で、淡々と歴史を伝え続けておられる。
情としても行動としてもにじみ出る、愛情の深さ。

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人の物語は、そのどれもが、唯一無二の、美しくて壮大な物語。

セッションで、ただ、耳を傾けて、その壮大な物語をお伺いする時間になることがあります。

ご自身の、ありのままの姿を、語ってくださること。

お話を伺いながら、その数奇で波乱万丈な人生を歩んでこられていることに、ただただ感嘆するとともに、

わたしたちは、きっと ただ 自分であるために
耳を澄ます聴き手を、必要とする時が あるのだろう と思います。

内側から独自に生成された言葉を産み出し、
自らが聴き、またそれをもとに、次の一手を産み出していく…

自分の人生という、壮大な演劇を表現するために、舞台がいります。

聴き手は、その舞台となり、同時に、その演劇を「何が始まるんだろう?」と、こころときめかせながら聴き見入る、観客となります。

自らを知り、表現し、物語を辿って生成しながら、
完成する壮大な劇を、脚本家 兼 役者のご本人は、ご自身で体験されたいのではないだろうか。

振り返る人の人生そのものは、すべての瞬間、美しく、尊ばれるべきもので。
外部の者が、そこにアドバイスや意見など、おこがましく取ってつけることなど、全く不要に思われます。

ご本人の、その物語自体が、既に 全瞬間、美しく必要不可欠なものとして、完成しているからです。

(脚本家ご自身が、その物語のどこかに批判をされていたり、
 何かを悔やまれていた場合、
 その瞬間も、心底美しいことを、お伝えすることはあるのですが)

「この時間が、自分にとってとても大切な時間です」

そう、おっしゃっていただき、
私も、とても、嬉しいです。
私は、ただ、鏡か、雄大な物語の背景として、そこにいさせていただければ と思っています。

ただ、この時間、あなたご自身が、自分自身にふれられるように。
ご自身の絵巻物語の美しい実像を、体の中から沸き起こるものを、
言葉という一種の形に変換しながら、くまなく眺められるように。
そして、最後の結論や結末に、自ら辿り着けることを、確認できるように。

一緒に、それを、目撃し、観察し、体験する。

最終的に、わたしたちの渇きが癒える時というのは、
誰かに自分を理解してもらった時ではなく、
自分が、ただ 
自分という全体を、そのまま 味わえている時、ではないかと 思います。

ありのままの自分を、味わえることを、
自分に、ゆるしている時。

そこに、癒しが、自然発生的に、起こっている。
ご自身の内側から…

それを、体験できておられるということは
私にとって、とても光栄ですし、深い深い喜びです。

個人セッションは、完全に、あなたお一人のための、お時間です。

この場を、どうぞ、自由に、お使いください。

私のセッションが、可能な限り、あなたが、あなた自身に 存分に触れられる時間の一つになれるように、
そんな思いで、お待ちしています。

●オンラインの個人セッションについて

愛子

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