家族で京都にクリスマス修学旅行② 〜師走の京都は紅葉盛り!清水寺から、国宝をずらりの三十三間堂、東寺で空海に思いを馳せる〜
こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。
前回記事に書いた通り4象限を意識して京都旅行をプランニングし、新幹線に飛び乗って到着したのはちょうどお昼時になりました。まずはホテルに向かって荷物を預け、身軽になったら早速旅の始まりです!
夫は無類の蕎麦好きで、年末が近づくと年越し蕎麦と称してチャンスがあれば何度でも蕎麦を食べに行きます。折しも年末近づくクリスマスの京都なので、ガイドブックで事前に蕎麦屋さんをチェックしておきました。そこで京都は「にしん蕎麦」が有名だと知り、鴨川沿いの南座のすぐ横にある「松葉」に行きました。
関東者のわたし達は蕎麦屋でメニューを見かけることがあっても頼んだことはない「にしんそば」。チャレンジしてみました!うん、甘くて美味しい!
腹ごしらえを済ませたら、京都で最も込み合うスポットと有名な清水寺へ向かいます。上る坂道は人で一杯!特に海外からのインバウンド旅行客で賑わっています。これで閑散期というのですから驚きです。
仁王門をくぐり清水寺の境内に入るともっと驚いたのは、真っ赤な紅葉が清水寺を見事に飾っていたことです。
地球温暖化の影響で2024年の紅葉は遅れ、ようやく師走も中頃になって見頃になったとか。雪化粧の京都を見れることはあったとしても紅葉はまさか見れるとは思ってもみなかったので驚きました。
息子には「清水の舞台から飛び降りる」という故事について解説し、この舞台は一本も釘が使われていない建築様式で建てられていることを説明しました。
昔、夢のお告げでこの音羽の山の美しい水流に至った賢心というお坊さんが庵を結んだことから始まり、坂上田村麻呂による寄進を得て清水寺となっていったという成り立ちや、枕草子や源氏物語に登場したり、豊臣秀吉による寺領の安堵や徳川家光からの寄進により今の姿となったという事実を踏まえると、清水寺がいかに長く京の都を見守ってきた存在であるかを実感することができます。
清水寺を後にして、茶わん坂を下っていたところ、インバウンド客向けと思われる唐揚げ屋さんを見つけました。腹減りの息子は迷わず唐揚げ5個とメンチカツなどを頼み、大満足。
次は三十三間堂です。ここは国宝を間近に見ることができるのと、千体の観音様の迫力が息子には迫るものがあるだろうということで向かいました。元々は後白河上皇の離宮内の仏堂だったのですね。建築資材は平清盛に命じたとか…京都には生きた日本史を感じることができる建造物ばかりです。息子は船体の観音様のお堂に入るなり「あっ」と声を上げ、驚いていました。よしよし。水晶が目に入っている国宝の二十八部衆像や風神・雷神像に何体も見入っておりました。
夕闇迫る時間帯に、京都のシンボル・東寺の五重塔を見に行ってきました。
京都と思い浮かべる景色には、この五重塔が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。現存する木造建築で最も高いのがこの東寺の五重塔だそうで、55mだそうです。
嵯峨天皇から空海に下賜された寺院で真言密教の根本道場とされ、21世紀の今も、空海が生きているかのうように毎朝食事を届ける「生身供」が有名です。この講堂には大日如来を中心とした密教尊が安置され、立体曼荼羅が構成されています。開眼したのは空海没後とのことですが、構想は空海が立てたものと言われているそうです。コテンラジオの「最澄と空海」を聴きなおし、「鑑真」を聴き始めたばかりだったわたしにとっては心震えるお寺でした。
東寺も紅葉が見事でした。
その後は一旦ホテルに戻ってチェックイン。さて、夜ご飯は近場ででも♪と気楽に構えていたら、近所のお店はいくら電話しても満席で、全然見つかりません。これは京都にはるばるやって来てファンシーなバーガーショップか居酒屋にするか?となったところ、最後に電話したお店が大ヒットでした。京都四条くをんです。
ここはカレーのつけ麺スタイルで頂くうどん屋さんで、とーっても美味しかったです!旅行客もちらほら居ましたが、地元の人たちが通っている雰囲気で、そこも信頼感増し増しです。串揚げのセットになったプレートに、トッピングにチーズ、豆乳とかつおの二種から選べる出汁は豆乳にし、まろやかカレーつけうどんを楽しみました。
雪も降り始めていて寒かったので、さくっと食べて歩いて帰り、大浴場で温まって、この日は早く寝ました。