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【創作大賞感想】N=^_^=さん『Remake『ホワイトな学校へ』を応援します!!

 N=^_^=さんのRemake『ホワイトな学校へ』シリーズは創作大賞2024のビジネス部門にエントリーしている作品です。


 N=^_^=さんの記事を初めて拝読したのは昨年でした。
 それが、リメイクする前の『ホワイトな学校へ』だったのですね。


 N=^_^=さんが校長先生をされていた頃の、学校改革の様子を書いたものです。



 わたしは、正直に言って、学校というところがあまり好きではありませんでした。


 ひとつの教室に集められた、およそ40人の多感なお年頃の男女。

 思春期とは、不用意に誰かを傷つけて、その返し刃で自分自身を傷つける時期。自分が誰かもわからず、なにをすればいいのかもわからない。

 迷走は衝突を生み、主張しなければ黙殺される。



 ずっと前に、あるベテラン女優さんが「人生を24時間に例えると、20歳でやっと朝の6時」とおっしゃっていました。
 それを聞いて目からウロコが落ちました。

 小、中学生なんて、まだ朝の4時くらい。まさに覚醒前。

 そんな寝ぼけまなこの、頼りない子供にとって、学校という場所は過酷なところです。


 わたしは、勉強よりも、運動よりも、「適応する」「立ち回る」という部分に苦労させられました。

 選んだわけではなく、ただ与えられたこの環境で、いきなり「自覚を持って」とはっぱをかけられても、不安しかない。

 練習もさせてもらえない競技に無理やり参加させられて、うまくやれない者は落ちこぼれとみなされる。学校ってそういうところ。



 そんなわたしが、ガツンと頭を叩かれるほど衝撃を受けたのがN=^_^=さんの記事『ホワイトな学校へ』でした。

 N=^_^=さんは校長先生として、学校改革を行いました。まず手始めにやったこと。それは・・・!




 職員会議をなくす




 すごくないですか、その発想!Σ(゚Д゚)


 学校というところは、変化することが苦手なところだと思っていました。

 学校に限りませんね。一般の会社でも同じです。



 人は、ベテランになるほど、変化することを嫌がります。

 それは、新しい方法に変わることを、これまでのやり方を否定されていることと同意義だと受け止めて、その方法で成功した自分自身を否定されたと感じるから。
 
 大人だけの世界である一般の会社に比べて、学校というところは、生徒への影響を考えて変化することになおさら尻込みしてしまうかもしれません。



 しかしN=^_^=さんは校長先生というトップに立ちながら、自ら改革を行っていきました。




 読んでいて痛感したこと。

 そうなんです、改革って、トップの人がやるべきなんです。

 わたしはこれまで何度か、古い体制を変えようと働きかけて失敗してきました。

 なにしろ「はねっかえり」なので、思ったことを黙っていられないのです。

 でも、うまくいかなかった。やり方が下手だったのはもちろんです。

 どうしてうまくいかなかったのか。
 もっともっと、経験値が必要だったのです。
 いろんな角度から見聞して、よ~く練り込むべきだったのです。
 それを成し遂げるには、やはり下っ端ではダメだったのです。説得力がない(*ノωノ)


 唐突ですが、「踊る大捜査線」の中の有名なセリフ。
「正しいことしたかったら偉くなれ」
 含蓄のある言葉。納得です(。-`ω-)


 N=^_^=さんの発想力はそれだけにとどまりません。
 読んでいるうちに、



「こんな校長先生の作る学校なら、行きたいかも!」



 学校嫌いのわたしでさえ、心が動きます( *´艸`)


 それと同時に、ガツンと頭をやられたこと。



 不平不満を心に溜めて、勝手に一人で拗ねていてもダメなのです。
 総理が無能だ、政治がクソだ、大本営が大暴走だとぼやいていてもダメなのです。



 どうすれば働きやすくなるか。




 これを追求することはすなわち、



 どうすれば、最も生徒のためになるのか。



 すべて、その信念につながっています。己を忘れて、信念に従って、道なき道を切り開く。

 そうやって、変化することが苦手なはずの学校が生まれ変わっていくのです!٩( ''ω'' )و


 まるで夢の話のようで、でもこれを本当に実現させたN=^_^=さんの改革ストーリーは、読んでいる者をわくわくさせます(=゚ω゚)ノ

 それと同時に、ノンフィクションの重みがあります。


 自由な発想を持つnoteの住人は、わたしと同じように「学校」に窮屈さを感じていた人たちが他にもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


 冒頭で触れたように、昨年わたしが読んだ『ホワイトな学校へ』はN=^_^=さんによってリメイクされ、今年の創作大賞2024にエントリーしています。

 内容はそれほど変わっていないのですが、読みやすいようにと整理なさったのですね。ありがとうございます!(`・ω・´)ゞ


 そんなわけで、ぜひとも、N=^_^=さんのRemake『ホワイトな学校へ』シリーズを読んでみて下さい。魔法のようなN=^_^=さんの学校改革に触れて、一緒にガツンとやられちゃいましょう!





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