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認知症介護のときの不思議な出来事 #1 お迎え現象だったのかも…
祖母の認知症が判明して数か月後のこと。
突然、祖母は入院することなってしまったのです。
そこで、不思議なことが起きました。
(なぜ入院することになったのか、入院中はどんな感じだったかは一旦脇へ置きます。)
その頃の祖母は、孫の私のことも娘の母のことも認識できたり、認識できなかったりを繰り返していました。どちらかと言うと、家族のことは認識できず、ほかの人の名前を口にすることが多くなっていた頃です。
認知症介護での必需品 -在宅介護の場合-
家族が認知症と分かったらすぐに買ったほうがいいもの
「家族が認知症かもしれない」と思ったら、まず医師の診断を受けにいく。それと、本やネットで認知症についての情報収集を始めるでしょう。
個人の症状や状況によると思いますが、私がすぐに買ってよかったものは、「見守りモニター」です。
リンクはパナソニック社の製品で、ベビーモニターですが、他社メーカーでもたくさん発売されてますし、高齢者向けの見守りモニ
認知症の始まりと家族が気づいたのは祖母の常同行動だった #3 感情と向き合う
認知症の始まりは、本人にとっての恐怖心は計り知れない…
私は心も体も自分の意志で働かなくなった経験や、交通事故に合って記憶にかなりの異常を感じた経験があり、その時でさえ以前とは違う自分にとまどい、悪化していくかもしれない未来が心に重くのしかかり、心が押しつぶされそうになりました。
認知症の場合、当然、身内もパニック状態になり恐怖心に慄くのですが、物忘れや何か分からなくなったなどの、「認知症が始ま
認知症の始まりと家族が気づいたのは祖母の常同行動だった #2
同じことを繰り返す「常同行動」は「前頭側頭型認知症」の特徴の1つとして挙げられることが多いようです。私の祖母は、「レビー小体型認知症」タイプの症状が多く現れていたものの、常同行動もいくつか見られました。
認知症のタイプ、主な症状を知っておくことはとても役に立ちますが、それ以外の症状も現れる可能性が十分にある、ということも知っておいていただいたほうがいいかと思います。
前頭側頭型認知症は、脳の「前
認知症の始まりと家族が気づいたのは祖母の常同行動だった #1
祖母は100歳になるまで、とても元気でした。
とあるリゾートホテルのレストランを貸し切りにして、100歳の百寿のお祝いをした時は、足腰が弱っていたもののとても元気で椅子に2時間余り座って食事をしながら、妹、子供、孫、ひ孫たちと歓談をしたり写真を撮ったりもできていたのが良い思い出として残っています。
その時にはそこにいた誰もが、その後に祖母が認知症になるなんて想像できなかったに違いない。
もちろん私
認知症って知ってますか? --2025年には高齢者5人に1人-- #2
2025年問題まで5年足らず。2025年に高齢者人口は約3,500万で、その5人に1人が認知症と推測されている。
と言うことは、約700万人の人が認知症になっているかもしれない。
2019年時点で、日本の高齢者人口割合は28.4%で世界で一番高い。
そして、2025年にはついに30%になると予測されている。
認知症パニックが日本で起こってもおかしくない。
だからこそ、認知症が発症しないように
認知症って知ってますか? --2025年には高齢者5人に1人-- #1
「認知症」という言葉は、日本人なら馴染みのある言葉でしょう。
言葉としてはてもよく知っているけど、単に「記憶が薄れていくんだよね」とか「徘徊してお家にかえれなくなっちゃうんでしょ」というようなぼんやりとしたイメージがあるだけ、という人が多い世の中。
誰しも「絶対なりたくない!」と思ってるのに、みんな自分には関係ない世界と捉えがちなのです。
2025年には高齢者5人に1人が認知症になる
と言われて
認知症介護は想像を絶する。だけど、認知症は悪くなる一方というバイアスをはずしていければ…
100歳になってから認知症を発症した祖母の介護。旅立つまでの苦しみ、そして希望の光をお伝えしていきます。
「痛いよー」「つらいよー」「うー。うー」「殺せ!!」
身内がこれらの言葉しか発しなくなったら、人はいったいどのような行動ができるのだろうか?
これらの言葉を祖母が発し始めたのは、認知症を発症したと周りが認識してから2-3か月たった頃だったと思います。
高齢で認知症を発症したからか、日に日に