毎朝の日課
私は早起きは苦手だ。
休みの日は出来るだけゆっくり寝ていたいし、仕事の日も出来るだけギリギリまで寝ていたい。
早起きして、自分時間を自由に使う、というのに憧れもあるが、それよりも「寝る」方がいいと、今のところ思っている。
ただ、いつもやりたいと思いながら、できていなかったことをひとつだけ、朝の日課にすることにした。
それは花の花瓶の水替えだ。
私は創作生け花を習っているので、2週間に一度は花をもらってくる。これまでは、大きな花瓶に全部の花をポンと生けて、水を替えることもほとんどしていなかった。
、、、が、もうちょっと花を大切にしないとなぁという気持ちが、付き纏ってはいた。
そんな時、ビニールでできたカラフルな花瓶(水を入れると立体的になる)を見付けて、お手頃価格だったし、数種類購入した。
一輪挿しにピッタリのサイズで、軽くて扱いやすい。
そんなことで、これまでよりも、花を意識して飾るようになり、その花の水替えが自然と習慣になってきた。
時間にすれば、3分とかからない作業。
気づいた時にさっとやればすぐにできることでも、実は習慣にするのは難しい。
でも、何かのきっかけでできるようになることもあるものだ。
この3分の水替え作業は、小さなことではあるけれど、私にとっては「私、できてるやん」と自分を肯定できる、重要な行為だと感じる。
何より、毎日玄関に、きれいな水と花を飾れるのは、清々しい気持ちになる。
そういえば、亡くなった母も長年花をやっていて、実家の玄関には、常に綺麗な花が飾ってあったな。何気ないことではあるけれど、母が毎日していたことの意味がなんとなくわかる気がした。
そしてその作業を朝にやっているということが、私にとっては、「えらいやん、私」を更に強化しているのだ。
こうやって少しずつ朝の習慣が増えていけば、お寝坊の私も早起きになるだろうか。
ただ欲張らず、目下はこの小さい習慣を続けてみようと思っている。
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