なぜ戦闘漫画が好きなのか?
私は漫画が好きで、特に戦闘系を好んで読んでいる
その理由は何でだろう?とふと思った
そう思ったのは、「ワンパンマン」をアニメで見ていた時だった。「ワンパンマン」は本当に面白くて大好きな作品だ👊👊
ディズニー➕で見れるから、未読の方はぜひ見てもらいたい
戦闘漫画には、「こっち側」と「あっち側」が存在する
大抵は、漫画の読者は「こっち側」視点で読み進めていく。そうなると、「あっち側」は、「こっち側」の思惑を邪魔してきたり、倒そうとしてくる「ヴィラン」として捉えられる。
ただ、読者は子どもだけではない
大人も読者として設定されているのだ
ということは、「仮面ライダー」や「アンパンマン」のように《お話上での「正義は絶対勝つ!」》という一面的な話ではないものが多い。
◉『僕のヒーローアカデミア』を例に取ると…
ヴィランである者たちは根っから悪い訳では無い
幼少期の家庭環境や人間関係が誘因だったり、私たちでも共感できることを契機に、ヴィランになってしまった者が多数である。ヴィランとして活動する中で、他者に危害を加えているのならば粛清されるべきだが、そのヴィランを倒したところで、社会的問題は解決される訳ではない。同じ境遇の者がまたヴィランとして出てくる可能性がある以上、根源から直さなければその場しのぎでしかないのだ。
◉『約束のネバーランド』を例に取ると…
最初は、エマをはじめ食用児は「シェルターにいる大人は敵だ」と感じていた。しかし、鬼は人間を食べなければ知能を維持できない。それは私たちと似た境遇である。知能まではいかずとも、牛や豚、鶏の肉を食べることで体に必要な栄養素を補っている。牛などの動物は食べてもいいのに、自分らは食べられたくない。そんな自分勝手なことがあっていいのか、と感じた。だから、私は一概に食べられたくないと言えない。だって私も動物の肉を食べて生きてきたから。
私たちは「エマ側」として食べられたくないと主張するが、鬼は(ゴールディポンドを除いて)殺したくて殺して食べている訳ではないことを考慮すると、何が正解か分からなくなるのだ。
◉『ワンパンマン』を例にとると…
アニメの2期までしか見ていないが、私は怪人?の中でも《ガロウ》の話が刺さった。
ガロウが、ヒーローではなく怪人に憧れた所以のシーンだ。幼少期に見た影響で、ヒーローではなく怪人に心惹かれたガロウは、一面的ではなく視野が広い子どもだったように思う。
海の怪人がヒーローに倒された話で、クラスメイトは「悪い怪人を倒したヒーローはかっこいい!」と言っていたが、ガロウは違った。
「でも海の怪人は、海を守るために戦ったんだから、こっちもかっこいいよ」と。
どちらの言い分も分からんでは無い。
ヒーローにも怪人にも目的があって、それぞれの正義を持ち合わせている。それが対立するから、現実世界でも戦争は絶えないのだろう。
《ヒーローは絶対正しい》と思い込むことは、《怪人が正しいと思う奴は間違っている》ことだ。そこでガロウは、あっち側の人間になってしまったと言える。
大人が読む戦闘漫画は、両者に事情があって戦っている。だから、『こっち側』と『あっち側』どちらが勝つか分からない。
だから面白い
他にもオススメの戦闘漫画があれば教えてください☺️☺️