2023年6月17日に現代美術家の愛☆まどんな氏(本名・加藤愛)が以下のツイートをしました。
長いので、全文を引用致します。
これを受けて、ツイッター上で以下のツイートがなされました。
その後、6月19日に『美術手帖ウェブ版』が「愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。販売委託契約違反など主張」という記事をアップしました。
記事のうち、愛☆まどんな氏の上記のツイート以外の部分を一部、引用致します。
これを受けて、ツイッター上で以下のツイートがなされました。
『美術手帖ウェブ版』の「愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。販売委託契約違反など主張」をYAHOO!ニュースに転載した記事のコメント欄に以下の興味深いコメントがありました。
「ミヅマって鴻池朋子からも訴えられていたはず。トラブルだらけだな。」
また、ヤフコメにはこんな興味深いコメントもありました。
「アート業界の者ですが、ギャラリーの取り分は50%というのが業界標準で誰もが疑わない。それは版画であろうと同じ。それを美術手帳の取材に対して『売上代金の半分の支払いを要求するなど理不尽‥』と言ってしまえるのがミズマアートギャラリーの体制を体現しているのでは。少し、話はずれるかもしれないがYouTuberの事務所UUUMのクリエーターが大量に離脱したのはUUUMの取り分が20-30%だったことが主な理由のようで、顧客と直接繋がれる今の時代に間に入る事務所型ビジネスモデルはその取り分に見合ったリターンを提供できないとかなりのスピードでシュリンクしていく。もちろんクリエーターは事務所に払う金額で自分の事務所を運営する方が効率がいいのではないかと考えるのが自然。今は遠巻きに見ている業界関係者、アーティストが大半だが裁判が進み情報が出てくると一気に大きなムーブメントになる可能性を秘めている。」
ミヅマアートギャラリー(東京・市ヶ谷)といえば日本の現代アートファンには説明の必要が無い超有名な現代アートギャラリーで、エグゼクティブディレクターの三潴末雄氏は日本を代表するギャラリストの一人です。
今回、三潴末雄氏と並んで提訴されたミヅマアートギャラリー代表取締役・倉重成忠氏についてはグーグル検索しても殆ど何も情報が出てきませんでした。ただ、『今・アート最前線』(伊勢丹、1983年)という展覧会カタログの編集に携わっていることが判明し、相当古くから美術業界にいることが分かります。
以前、「現代アートギャラリーの暗部について」という記事を書きましたが、この記事を書いた時に念頭に置いていたのがミヅマアートギャラリーだったので、「やっぱりか。」という感慨を覚えました。
愛☆まどんな氏によると、この裁判の第一回口頭弁論期日は以下の日程です。
2023年7月19日(水)11時45分〜 東京地方裁判所(中目黒庁舎)309号法廷
【追記】
6月28日(水)に『Tokyo Art Beat』が「アーティストの愛☆まどんながミヅマアートギャラリーを提訴。「作品を無断販売」と賠償請求。ギャラリー側は反論」という記事をアップしました。
記事の後半部分を引用致します。
この記事を御覧になっている方へ改めて要望がございます。
現代アートギャラリーの暗部(特に有名どころのそれ)について御存知でしたら情報提供をして頂けないでしょうか。
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