AIの学習の強力さ、あるいは学習禁止の無力さ。
前回のあらすじ
やってみた
学習を技術で止めるのは無理
もうね、無理、アキラメロン🍈。
技術で対抗するのは無理よ。法律側、つまり人に規制をかけない限り、AIは止められんよ。
今回の場合、全身画像は一番左の画像しかないのですが、そこだけアップするとこんな解像度です。ノイズでグッチャグチャです。
高解像度化のソフトを挟んでこうです。ドロドロに溶け切っていて、細部のディティールなんて全く残ってません。
これをAIが解釈すると…
こうなります。
こんなんね。個人ができる心がけや、対策のレベルでどうにかできるはずがねーんですよ。ご理解しやがれください。
これキャラデザを生業としている身ならゾッとするでしょうね。
クロスフォリオに移住するだの、ナイトシェイドだのグレイズだのウォーターマークだの言ってますけど。
この3枚の像画から…
これを産み出します。
こんなんね。個人ができる心がけや、対策のレベルでどうにかできるはずがねーんですよ。ご理解しやがれください。
お守り程度のノイズ混ぜた所で、そこに情報として学習対象が描かれてる以上、AIだけに選別的に情報を渡さないなんて無理ですよ。
キャラLoraはキャラクターの要素が読み取れる形で残っていれば、2~3枚の低解像度の立ち絵でも十分に事足ります。
画風Loraはその域にはまだ達していませんが、それだってそう遠い未来じゃないと思います。
技術で推しは守れない
たまたま、このLoraの出力テストを行なっている時、それはそれは大変先鋭的なことで知られる、AI規制派の方が「AIの無断学習から推しを守る為に、二次創作者こそ学習禁止処理をするべき」みたいなことおっしゃってたんですよ。
ただの偶然なのですが、それを見た時、「あぁ、彼らはXの支配者にはなれても、それ以上、何もなせないんだろうな」っと少し憐れみすら感じました。
当事者の方自体には強い嫌悪感情があり、欠片も同情心もないはずなのですが、自分たちの世界にこもりすぎて外の世界を頑なに拒み続け、「敵」の能力測定すらできなくなってしまっているのはさすがに見るに耐えないです。
技術で推しは守れない。
それが厳然たる、揺るぎない事実です。
人間の鑑賞を妨げない程度に加工をした所で、その画像ファイルの中に、人間が認識できる形で情報が存在しているのであれば、それは必ずAIも認識できるようになります。
結局、いつもと同じ話に行き着くんですよ。
AIを止めたければ、政治と健全な繋がりを持って意見を政治に届ける、あるいは被害に対して法律で対抗し判例を積み重ねろと言う話です。
それができないんなららいっそのこと、公式と公式が認めた認定クリエイター以外によるいかなる無許諾の創作物も厳密に禁止する方がよっぽど推しを守れるってもんですよ。
ところでこれPony用のLoraで1990年代の絵柄に変えるLoraなんですけど、1990年代と言うより特定の人の絵に偏ってない?