【AIイラスト】あなたのXアカウントは大丈夫?正しく伸びているか判定する方法
はじめに
このままX運用を続けていて、正しくフォロワーが伸びていくか不安になることってありますよね?そこで、”正しく伸びているか”誰でも判定できる方法を考案したので、本記事で紹介させていただきます。この判定は市場データに基づく方法で、AIイラスト系アカウントに限らず、どんなジャンルでも判定できます。
判定方法
この判定方法は、インプレッション数の増加推移から自分のアカウントが正しく伸びているかを判定します。具体的には、自分が目標とするアカウントをXで調査し、自分のインプレッション推移と比較するとこで、正しく伸びているかを判断します。この時の乖離幅が大きくインプレッションが低いのであればアカウントを改善をする必要がありますし、逆にインプレッション数が目標に勝る場合には、より高い目標を設定する必要があります。
注意事項
この判定方法は、安易に〇か✕で判定する方法ではなく、自身が設定した目標に対して、このままの運用で問題なさそうか、何か改善する余地がありそうかを判定する方法です。なので実際に自分でデータ収集して分析する必要があります。本記事では例として、AIイラスト系アカウントで「3か月でフォロワー1000人達成すること」を目標と仮置きして判定していきます。
データ収集
今回の目標は、「3か月でフォロワー1000人達成すること」ですので、実際に3か月程度でフォロワー1000人を達成しているアカウントを探します。この際に注意すべきことは下記の4点です。
以上の4点に注意して、X上のキーワード検索を使って、いくつかのアカウントを調査しました。そして見つけたのは下記のアカウントです。24/2-5の3か月間でフォロワー1000人を達成しており、フォロワーの推移についても一部の投稿で公開しています。(フォロワーの推移まで調査することは難しいので、この数値の公開は非常にありがたいです)
このアカウントを見つけるまで、とにかく「AIイラスト」等の関連キーワードで検索しまくり、目標として理想的なアカウントがないか虱つぶしに調べました。
取得データの整理
では、早速アカウントのデータを整理していきましょう。今回はインプレッションの推移を知れば良いので全ての投稿データを抽出する必要はありません。ですので、メディア欄のイラストをざっくり5~10枚おきくらいの感覚でインプレッション数を取得していきます。下記にまとめた結果を示しておきます。(ほとんどのAIイラスト系アカウントは1日に3〜5枚のイラスト投稿をしているので、全てのデータを取得するには手動では工数がかかりすぎます。Xapiもかなり高額なのでこの方式にしました。)
これら取得したデータの縦軸はインプレッション数、横軸は経過日数にしてグラフ化しました。このグラフは縦軸を対数表示にした片対数グラフになります。グラフ上には指数近似曲線を記載しています。(指数近似曲線は片対数グラフで直線的になり、累乗近似曲線は両対数グラフで直線となります。データ分析において、現象の変化に合わせたグラフを適用させることが重要で、SNS上の多くのデータは2次関数的な変化を起こすことが多いので、片対数グラフを用いました。)
アカウントの判定
ここまでで準備完了です。続いて、このグラフに判定したいアカウントのインプレッション推移を重ねてみましょう。今回はXで見つけた、2か月運用でフォロワー301人を取得しているアカウントからインプレッション数を収集して判定し、このアカウントが3か月目にフォロワー1000人を獲得できそうかを判定していきます。
先ほどのデータにテストアカウントのデータを示しました。
(無断で判定しているのでテストデータのソースは公開していません。)
では、テストデータをこれらのデータを重ねていきます。
重ねていくと、インプレッション推移の伸びの違いがはっきり出てきましたね。見て分かるようにテストアカウントのインプレッション数推移は、目標アカウントのインプレッション推移よりも低い位置にあります。
この議論は近似曲線の傾きを利用すると分かりやすいです。目標とするアカウントの近似曲線の傾きが0.0288に対して、テストアカウントでは0.0186と65%程度まで落ち込んでいるため、このまま投稿を続けたとしても、3か月目にフォロワー1000人達成することは難しいでしょう。私の肌感覚ですが、
10%くらいまでの落ち込みなら要観察、30%以上の乖離があれば要改善と捉えています。
改善方法
インプレッション推移が低下している場合、どのようにアカウントを改善していけばよいのでしょうか。個別のアカウントが低迷する原因は様々です。そもそも投稿数が少なかったり、アカウントのコンセプトがぶれぶれだったり、あまり交流していなかったり。考えられる原因は多岐にわたりますが、もっとも重要なのは他アカウントとの交流ですので。思い当たる節がある場合には真っ先に改善すべきだと思います。
このあたりの話は過去記事で詳しく書いたので、ぜひ確認してみてください
おわりに
本日も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました。実は最近DISCODEコミュニティを作成しました。こちらでは、私が市場で分析したデータを投下したり、様々な疑問に回答できるような、いろんな情報交換の場としていきたいと思ってます。一定数集まりましたら本格的に稼働していくつもりなので、今のうちに入っておいてください!!それではDISCODEでお会いしましょう!!
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