なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 5
5 管理職となって
二度目の基幹システム入れ替えの時期に、仕入れ部門の課長になっていた私は前回同様システム入替えプロジェクトメンバーとなりました。
そして、システムの方向性が決まるとリーダーとなったのです。
近しい人からの「やめておきなさい」という声を無視して多忙な日々へ飛び込んでしまいました。
もし、あの時の自分に助言を求められたら「”課長の役割”をちゃんと学びなさい」と言うでしょう。
私は全く分かっていなかった。
私は「自分が課内で一番仕事をこなすべきだ」と思い込んでいました。
メンバーの成長を助けることが本当の役割だったのに…
結果として私は「適応障害」との診断で、新システム稼働後一か月あまりで休職する事態となりました。
「病院で診てもらった方が良い」と率直に言ってくれた後輩には本当に感謝しています。
振り返って一番こたえた、と感じるのは新システムを進めるにあたり、現場の合意を得るのが困難だったこと。現状システムでできていることをそのまま新システムでも実行したい、という意見が大半で、先へ進めないのです。そのプロセスにはもう少し丁寧に時間と手間をかければ良かったと考えますが、当時の私にそのスキルと余裕がなかった。
全体最適が好ましいという視点は、全体を俯瞰して初めて腑に落ちる感覚です。全社を俯瞰する視点をすべてのメンバーが持っていて欲しいなあと考えます。
その視点を持つためには??
これからの組織開発の中で模索を続けていきます。
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