なぜ私が、組織開発パートナーを目指すのか 6
6 休職の日々
今、思い出せることが少ないです。
自分を不甲斐ないと思っていたし、早く復職せねばという気持ちでいっぱいでした。
けれど、取引先メーカーのロゴを目にするとニガイものがこみ上がるというような状態でしたから、病んだ部分はかなり広範囲になっていたのでしょう。
当時の「適応障害」の診断に基づく処方薬は、私の身体に合いませんでした。でもそれを上手く医師に伝えることもできなかった。「胃に負担がある、吐き気を催す」と訴えても胃腸薬を追加されるだけなので薬を勝手にやめてしまいました。
一か月に一度(だったかな?)、診断書を入手するためだけに病院通い。
一方で休職しても基本給が支給される事実にびっくり。というのも恥ずかしいですが、正社員って守られていますね。それを実感できたのも休職したお陰です。
確かに基本給がなかったらゆっくり病気を治すこともできません。
フリーの立場になった現在からみると恵まれた制度です。けれど、最低限の生活の保障は別のところにあった方が良いのではないかな。
病気やケガに備えて働き方を雇用主に管理される、というのは契約条件として社員にとって窮屈です。少なくとも私は、「枷」と感じました。
そんな状況では往々にそうであるように、私は退社を考え始めました。
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