【AI 漫画】Manga Editor DESU ! - 最強の無料マンガ創作アプリ の使い方！
はじめに
こんにちは、きまま / Easygoing です。
今回は、ローカル最強のマンガ創作アプリ、Manga Editor DESU ! を御紹介します。
Manga Editor DESU ! ってなに？
Manga Editor DESU ! は、はいぱーさんかく さんが公開されている オープンソース のマンガ創作アプリです。
Manga Editor DESU ! は 全ての機能が無料 で公開されていて、特に AI イラスト を扱いやすいのが特徴です。
Manga Editor DESU ! の特徴
豊富なプリセット
直感的に使える
アプリ自体をダウンロードできる
Manga Editor DESU ! は豊富なプリセットがあり、画像を ドラッグ & ドロップ するだけで簡単に配置できます。
Manga Editor DESU ! は作業状況を ローカルに保存 できるだけでなく、アプリ自体もオープンソース で公開されているので、一度ダウンロードしておけば生涯使えなくなることはありません！
早速使ってみよう！
それでは、早速 Manga Editor DESU ! を使ってみましょう。
まずは次のページにアクセスします。
初めて使う時は、中央の上に言語選択があるので日本語を選びます。
画面の右側が、外部の画像生成ツール（Stable Diffusion webUI, ComfyUI）との連携機能ですが、今回は イラストをアップロード して使うので、中央上の「C」のチェックボックスを外して非表示にします。
次に左側のパネルから、縦長か横長のレイアウトを選びます。
それぞれのレイアウトには、いろいろなコマ割りが登録されているので、その中から気に入ったものを選択します。
作業画面にコマが表示されるので、ここに画像を ドラッグ & ドロップ で配置します。
画像はコマに 自動でフィット して配置されますが、望み通りの配置になるように移動や拡大をします。
２ページ目以降を制作する
２ページ目以降を作る場合、先ほどと同じように左側のレイアウトからプリセットを選択すると、新しいページが表示されて、今までのページは 左下の一覧 に移動します。
再び画像をドラッグ＆ドロップで配置すれば、先ほどと同じように２ページ目を作ることができます。
イラストを白黒にする！
Manga Editor DESU ! では、イラストを１クリックで白黒にすることができます。
この場合、イラストを選択した状態で左側のパネルから「効果」を選びます。
白黒には4種類のトーンが用意されていて、さらに 薄いカラー のプリセットも用意されています。
吹き出しを入れる
Manga Editor DESU ! はマンガ創作アプリなので、吹き出しを簡単に追加できます。
左側の吹き出しのパネルをあけると、たくさんのプリセットが登録されているので、この中から自分の好きなものを選びます。
吹き出しの中のフォントの変更は、テキストパネルから行うことができます。
フォントは、プリセットの他にも任意の webフォント と ローカルのフォント も使うことができるので、好きな有料フォントを購入している場合、それも使うことができます！
イラストを出力する！
イラストが完成したら、左上のファイルから画像ダウンロードを選ぶと、PNG 形式で出力することができます。
また、同じタブからプロジェクトを保存を選択すると、アップロードしたイラストを含めて 全ての作業状態を保存 することができます！
Anifusion と Krita AI Diffusion との比較！
ここから、Manga Editor DESU ! をほかのマンガ創作アプリと比較してみます。
今回比較するのは、Anifusion と Krita AI Diffusion です。
Anifusion
Anifusion は、以前にご紹介したことがある、オンラインで使えるマンガ創作アプリです。
Anifusion は操作が簡単で、ストーリーからイラストの生成まで 全自動 で行うことができます。
マンガ創作向けに、キャラクターの容姿の固定や背景を描き分ける最適化もされていて、創作では 圧倒的な速さ があります。
一方で、Anifusion は吹き出しやトーンのプリセットが限られているので、他の人とは違ったオリジナルの作品を作るのは、やや難しくなっています。
また、Anifusion は独自のライセンスで Flux.1[dev] モデルを商用利用できるのが利点ですが、Flux.1 を含めて利用できるのは Anifusion に登録されたモデル に限られていて、全てのカスタムモデルが使えるわけではありません。
Manga Editor DESU !
Manga Editor DESU ! は、Anifusion より少し画像生成に慣れた人向けのアプリですが、その分大きな自由度があります。
Manga Editor DESU ! コマ割りや吹き出しに多彩なプリセットが用意されていますし、今回は紹介した以外にも ブレンドモード や 多彩なエフェクト など、個性的な作品を作るのに必要な機能が揃っています。
Manga Editor DESU ! は、ローカルの画像生成のモデルをそのまま使うことができるので、公開されているモデルは全て 使用することができます。
さらに、アプリ本体のダウンロードもできるので、作業環境をローカルに保存しながら 本格的な創作に使いたい人 にも向いています。
Krita AI Diffusion
Krita はオープンソースのお絵描きアプリで、Adobe Photoshp に匹敵する多彩な機能を備えています。
Krita AI Diffusion は、Krita と ComfyUI を連携させて、Krita 上で画像を生成したりインペイント（部分修正）行えるようにする拡張機能です。
Krita AI Diffusion はマンガ創作に特化したアプリではないので、画像をドラッグ&ドロップで配置できる手軽さはありませんが、落書きから画像を生成 する機能や、ペン入力に合わせた リアルタイム画像生成 など、ComfyUI と連携した高度な機能を使うことができます。
Krita AI Diffusion は完全にローカルで動作しますが、導入はそれなりに難しく、Krita と ComfyUI の両方をを使いこなせる必要があります。
Manga Editor DESU ! の作例
それでは、Manga Editor DESU ! で作った作例をいくつか紹介します。
フォント：Yusei Magic（Google Fonts）
まとめ：Manga Editor DESU ! を使ってみよう！
Manga Editor DESU ! はシンプルで簡単
マンガ以外にも使える
バックアップも完璧
Manga Editor DESU ! はマンガ創作アプリですが、手軽にイラストをレイアウトするツールとしても使えます。
画像生成 AI の Flux.1 モデルは、構図のバリエーション少ないのが悩みでしたが、Manga Editor DESU ! を使って イラストの配置を工夫する ことで、動きのある表現ができるようになりました。
Manga Editor DESU ! の表現の可能性は無限大で、このような優れたアプリが 日本 から 個人開発 で生まれるというのは素晴らしいことだと思います！
皆さんも、生成したイラストを Manga Editor DESU ! で自由にレイアウトして、個性的な作品作りにチャレンジしてみませんか？
最後までお読みいただきありがとうございます！
動画にチャレンジ！
今回は、初めて動画を制作してみました。
動画といっても 動画生成 AI を利用したわけではなく、パソコンの操作画面を録画して簡単に編集したのものですが、久しぶりに楽しく作業することができました。
動画編集ソフトは以前に購入していた DaVinci Resolve Studio 19 を利用しましたが、無料版の DaVinci Resolve 19 でもほとんどの機能が使えます。
これからも、なるべく分かりやすく伝えることを目標に、動画制作にチャレンジしてみたいと思います！
クリエイター紹介
また、動画の BGM は Shiki さんに提供していただきました。
Shiki さんは、以前に Leonardo AI のきれいなイラストをご紹介しましたが、最近は 画像生成 AI の Dall-E3 と、音楽生成 AI の Udio も使って創作もされています。
Shiki さんの Youtube チャンネル「AiPeacefulMoment」には、作業用 BGM としても最適な、ヒーリングミュージックがたくさん公開されています。
みなさんもぜひ、一度訪れてみてください！