「諦める力」は、無理して頑張らずに生きていく場所を見つける力
きっかけ
忙しいという言葉は使いたくないけど、最近たまに心を失いそうになります。実際、今も他にやるべきことはあります。
が、書きたい。
書きたい気分なのです。
脱線する自分も、自分のうちの一部分ということで
今は自分の気持ちを優先します。
先日、比叡山トレイルを走りました。走り方を研究するために、友人に「為末大学」を進められました。
確かに、走り方は勉強になります。可動域向上にも。
ただ、それ以上に為末氏の「心理分析(なぜ〇〇な状態になるのか、など)」がとっても芯を突いているような気がしたので、そちらに夢中になりました。
そして、改めて本も読んでみようと。著書「諦める力」を読んでみました。
気になった部分
「やればできる」「諦めなければ夢は叶う」という言葉、聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。私もよく聞いたし、私自身も誰かに言ったことはあります。
ただ、この耳障りの良い言葉は、盲信すると人生が辛いものになる、という気づきがありました。
人にはどう頑張ってもできないことがあるからです。
それでも諦めない、ということは、別のことに使えた時間を、勝てないフィールドに使ってしまうことと同義。諦めない代償は大きいこと、何かに時間をかければ何かに時間をかけることはできないトレードオフが発生することを、認識するべきでした。
何かをやめることは、人間関係を一度断ち切ることでもあります。
それが理由で、やめることを躊躇する場合もあるでしょう。
ただ、やめて何か新しいことを始めれば、新しい人とつながります。
一意専心よりオプションを持つことが大切なのですね。
為末氏は「メダルを取る人生は、自分の母が毎日山登りする人生と、大差はない。」と言います。結局、何かを成し遂げようが成し遂げまいが、自分が満足したか、それに尽きるということなのかもしれません。
であれば、踊らにゃそんそん。
やりたいことは、どんどんやってみるべし、ですね。
ただ、どんな人でも何でもかんでも(投資やリスクがあることでも)やればよい、というものでもなく。
全力で物事に挑戦してきた人は「自分のできる範囲」の体感値があり、危険を察知できるセンスがあると勘でリスクヘッジができます。だから、なんでも判断が速いのですね。
最初はスモールステップで、取りうるリスクだけとって。
そのうちに自分の「カン」が信じられるようになったら思い切っていくのが良いかもしれません。