見出し画像

0歳3ヶ月、疲労感の正体

娘が産まれて3ヶ月が経った。
体重は産まれた時の倍になり、身長も13cm伸びた。そんなに!?と思うけど、産まれた時の写真と見比べると、まるまるのぷくぷくになってて、たしかにこれは倍になってるな、と思う。

最近はものが掴めるようになったり、うつ伏せで少し頭が上がるようになってきたり、声を出して笑うようになったり、どんどん成長してて楽しい。できることが増えるたびにすごく嬉しくて、立ったり喋ったりするようになったらどうなってしまうんだろうと思う。

人間がどういう風にものを認識していって、できることが増えていくのかを見られるのは育児の醍醐味だなあ。
産んだ時は人間が完成して出てきたと思ったけど、一緒に過ごしてると、まだまだできていってる途中という感じ。

そして気になったのが、ここ最近の疲労感。
産まれた直後は、身体も回復が必要だったり、夜も頻繁に授乳が必要で寝不足だったりして、当然の疲労感だったのだけど。
最近でいくと、身体も出産のダメージからは回復してそうだし、夜も一度くらいは起きるものの6〜8時間は寝られてる。
身体も回復して、寝られてるのに、なんでこんなに疲れてるんだ…?と思って考えてみた。

日中やっていることといえば、娘のおむつを変え、授乳をして、遊んだり、寝かせたり、少し散歩に行ったり。あとは買い物に行ってごはんを作ったり。なんだかそれだけ考えると、そんなに疲れることなんだっけ?と思う。
普通に仕事してたときより全然何もしてない気がするのに、疲労感は3倍くらいあるような気がする。

逆にどういう時あまり疲れないか考えてみると、夫の仕事がない土日は比較的疲れてない気がした。日曜日の夕方になると、明日から平日か…と気分が暗くなる(まあそこまででもないけど)。
あまり疲れない理由は、たぶん自分以外の人の目が娘に向いているからだなと思った。

娘と二人でいるときは、なんだかいつも緊張してる気がして、気づいた。
大袈裟に言ってしまうと、娘が生きてるか、元気か、常に気にしてる状態なのである。
漫画のミステリと言う勿れでも「ちょっと目を離したら死んでしまう生きものを育てるんです」と言われてたけど、本当に命を預かってる感じがする。

0歳児だと言葉で要望を伝えることもできないので、こちらは常に様子を見たり、温湿度計を見たり、育児ログを見て、暑くないか寒くないか、乾燥してないか、お腹は空いてないか、おむつが汚れてないか、眠いのか、かまってほしいのか、頭をフル回転させる必要がある。
少し前まで頭を使ってない気がしてたけど、きっと今まで使ったことのない頭を必死に使ってるんだなあ。

その上、時間が空いてると、母乳は足りてるんだろうか、頭が絶壁気味なんじゃないか、とか、これは深爪になってるんじゃないか、とかキリのない心配までしてしまう。
そうやって毎日24時間気を張ってたらそりゃあ疲労感もあるだろうな、と。

そうか、それで疲れてるのか〜と思ったら、それだけでも少し楽になった。
育児ってやっぱり大変なものなんだな。
こんなで大変だって言ってたら、まだまだそんなもんじゃないぞ、と言われそうだけど、こちらもまだ親になって3ヶ月だし、、
会社員で考えたら、まだまだ新入社員だし、なんならまだ研修とか受けてる頃だよね。
と思うと、この疲労感も納得がいく。

きっとこの緊張はこの先も多かれ少なかれずっとなくならないだろうから、慣れるしかないんだろうな。慣れた頃にはまた別の大変さがやってきそうだけど。
数日前半年ぶりくらいに美容院に行って、物理的に離れたらだいぶ気分転換できたので、ちょこちょこ気分転換しつつ、自分を甘やかしていこう。

みたいなことを考える0歳3ヶ月でした。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?