仙台で見つけた400年前と今の接点
牛タン、せり鍋、はらこ飯…
うーん、仙台のご飯は美味しいなあ。ということで秋の杜の都「仙台」にやって来ました。
そもそも新幹線がすでにカッコいいです。なんか久しぶりに新幹線に乗ったら、今は窓口で切符買う人ってほとんどいないんですね。当たり前だけどみんなネット予約…
久しぶりに大学時代の友人に会いに足を伸ばしたついでに、前からちょっと行ってみたかった仙台城址に向かっています。先日松本城に行ってから城とかの造形に興味を持ってしまい、旅先で立ち寄るのが楽しみなんですよ。とにかく昔の建物はふんだんに手間暇と豪華な材料をかけて作られたものばかりだから、一瞬だけ現実世界から抜け出せた気になるんです。
これは圧巻です。この大きさもそうですが、400年くらい前の技術でこれだけ精密に石を加工して正確に積み上げられることに驚きです。だって1つ1つの石の間に全く隙間が無いんですよ。
そして本丸までほぼ登山並みに標高130mを駆け上がっていくとそこには…
エレベーターも無いので、当時の偉い人はこんなに高いところに住むと生活は大変だったんだろうなあ、と思ったりもします。
ところでこの景色を見ながらわかったことがあるのです…。たぶん仙台の人ならあたり前のことなんでしょうが。
この仙台城を起点に仙台市内にある六つの神社や寺院を結んだ形が六芒星を形成するらしいんですよ。すなわち1辺が4km程の六角形に配置されていて、その中心に市街地が作られているんですよね。
目に見えない敵から城下の人々を守るための”結界”が張られているんですよ。
…と、そこで今さら気づいたことが。
10年ほど前、スケートの羽生結弦選手が陰陽師の姿をして「SEIMEI」というフリープログラムでオリンピック金メダルを取った。これはきっと羽生結弦選手が陰陽師「安倍晴明」となって仙台の街に結界を張り、震災から守ろうとしていたんだ(これは僕の勝手な想像ですので、間違っていたらごめんなさい)。
今さらにしてステキな話だなと思いながら小高い丘から駅に向かっていると、羽生結弦選手のモニュメントが(写真撮り忘れた…)。
「きっとそうだっ」
仙台の400年の歴史にちょっとだけ浸れた感動で、しばらく元気になれそうです。
そういえば、何で六角形なんですかね。たしかに分子的には炭素のベンゼン環のようにエネルギーも安定構造なので効率はいいんでしょうが…
そういえば雪の結晶も蜂の巣も六角形なので、自然界のどこかに共通点があるのかもしれません。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。