イマここに生きる!オーガニックオーダーの旅・暦のお話 《大暑 次候 『土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)』 》
2020年7月28日~8月2日
七十二候 大暑 次候 『土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)』
暑いときは少し立ち止まって…
確かに、納得の蒸し暑さ。
でも時期というより、今年は、という声も度々聴きます。
少し前に読んだエアコンメーカーのダイキンさんの配信で、東京の乾燥は日本一で、毎年その記録は更新されているとありました。つまりどんどん乾燥してるよってこと。
夏期の湿度はどうなのでしょうね。
ちなみにAHSHのサロンは半島にありますから、空気は良いですが湿気も多いです。
この大暑次候の頃は、『緑が深くなる頃』と言われていますが、本当にここにきて森の色彩がぐっと深まりました。
わたしは東京の乾燥に辟易していたので、半島の湿度にはあまり困りませんけれど、家族は革製品のお手入れが簡単ではなくなったのでがっかりしているようでした。
同じ場所にいても、どんな体験となるかは本当に個々人によるのだなと、こういうことひとつ取ってみてもつくづく思います。
大暑次候のこの時期は、例年では梅雨も上がり、子どもたちは夏休み真っただ中という頃。
夏の遊びに夢中になる頃ですが、今年は年初から雲行き怪しくイレギュラーなことばかり。
お祭りやイベントごとも中止が多く、子どもたちの思い出は、自分の子供時代と大きく変わるのだなということをあらためて思いました。
最近、ライティングのお仕事で職場のハラスメントにまつわる記事を書きましたが、パワーハラスメントは無自覚に行使されていることも多く、このことの解決の鍵の一つに、『時代の変化への感性』があるように思いました。
職場で指導的な立場にいる場合、
自分より若い世代の方と、自分がその世代だった頃を比較することはできないとサクッと思いきってしまうほうが、案外ベストな策への早道がみつかるかもしれません。もちろんそのメガネだって持っていて悪いわけではないですけど、あんまりかけるシーンは無いのかも。
情報の得方やその常識だって、まるで違いますからね。
昨今、子どもさんや若い方の話題で、ニュースだけ流し見していると、事件の配信がどうしても目に留まりやすいものですが、実際にお客様や知り合いの方々に伺うお話は、なんとも温かみのあるエピソードばかりで心が温められます。真夏の暑いときだって、こういう温かさは大歓迎。
リアルなお話を伺えること、温かな感性に触れさせて頂けることにしあわせを感じます。
暦にまつわることもちょっとだけ
世界的な異常気象で、今がどんな時期なのかわかりにくいとも感じます。
二十四節氣七十二候はひとつの目安となるので、あらためて助けられています。
一般的には大暑の頃に暑中見舞いを出すものですが、今年は色々ありすぎて、気が引けてしまうなあと思います。
そういう時だからこそ、という考えもあるのでしょうけれど、『物』や『会う』など、リアル空間での接点がこれまでのように気楽だったり前向きに受け入れらにくい今、こういった季節のご挨拶も変化を遂げていくのかもしれません。
どんな変化ならより心地良さをお届けできるだろう?
そんなことを思案したりします。
gif動画を作ってメール添付もいいかなと思ったりもしますが…、
実はちょっと手が回っていないです。
なのに、不思議でうれしかったことが。
したいこと色々だけど、まだ追い付いてないなあーと思いながら作業していたら、家族がふとひとこと。
『何年か前にきみが作ったgif動画、あれ、すごく良かったよねえ~♪』
なんて言ってくれました。
暑中お見舞い用に作りたいけどまだできないよ~とか何も言ってなかったのですが、心の声をキャッチしてくれたのか?不思議です。身近なひとのこういうひとこと、とても励まされます。
振り返るとチャンスとしあわせが
それにしても、なんでこんなに計画が進まないような気がするのか?とスケジュールブックと成果ノートを振り返ると…。
やはりイレギュラーなときというのは、何かと用事が増えていて、新たに調べる必要が出てきたり、出かけていって手続きしないといけないとなったことが増えていたりなど、自分が好んで立てた以外の用事が沸きだしていました。
全部意義をかんじていたり、必要に迫られているかんじがすると、そのときはあまり気が付かないものですよね。
しかし、有難いものでなんだか素晴らしく帳尻があっていて、家族始め、周囲の方々のご助力のお蔭様と感じます。
すごく焦ったり、いらいらしてしまうこともありましたが、振り返ればベストだったのではと思わざるを得ないことばかり。
こういうの、本当にすごいなと感じます。
自画自賛というわけではなくて、この時空間に生かされているんだなあという感動です。
なのでね、無理せず取り組んでいくのが良いかなと思います。
(おしごとの締め切りはまもりますけどもね☆)
若い時は、無理をしてなんぼみたいな風潮が、たぶん社会全体で強かった気がしますし、わたしがいたのは広告や製作関係の現場ですから例にもれずといったところなのでしょうけれど、
今はもう、私たちは違うフェーズにいるとはっきり感じます。
先日、ずいぶんと久しぶりに最初にお世話になった広告関連の分野の方々とお話しましたが、時代の変化を感じて興味深かったです。
まとめだけどまとめない
珍しく候2日目に書いたのですが、今のキーワードは“無理・無理やりよりじっくり『振り返り』”。
ゆっくりじっくりミタほうが早いってこと、よくある。
だから良いのです。
徒然書いていて思うのは、座談会したいな。ってこと。
なんでかっていうと、キメ台詞風に言うと
“あてがわれてようしているニューノーマルより、みんなのリアルを感じたいんだ”
オンラインは『無音時間』がまだ気になっちゃうのよね~
わたしはだまってる時間も大切に思ってるからさあ。
仲良くしてくださっている方にはおなじみの、第三の空間を使うか? 思案中。
2020年7月29日