投資不動産のインカムゲインとキャピタルゲイン

不動産投資に興味がある方であれば知っておきたい「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」についてお話ししていこうと思います。

インカムゲインとは

インカムゲイン=運用益

資産を保有することで安定した現金を継続的に受け取ることのできる現金収入のこと。

資産には、銀行預金や利付債券の受取利息、投資信託の収益分配金、株式では企業から受け取る配当金などが挙げられ、不動産投資の場合は家賃収入がこれに当たります。

ポイント:上手に資産を保有する事で安定して継続的に受け取れる

キャピタルゲインとは

◎キャピタルゲイン=売却益

保有している資産の価格が値上がりすることによって得られる収益のことです。 この資産とは主に土地や建物、株式や債券のなどの有価証券、絵画、貴金属、などが含まれます。
一般的に、価格が変動するものを安く購入し、高くなった時に売却して得られる値上がり益をすべてキャピタルゲインといいます。

ポイント:資産価値が上昇する事で利益を得られる


インカムとキャピタルどちらが向いてる?

まずインカムゲインから見ていきましょう!

インカムゲインのメリットは、「長期的に安定した収入を得られること」です。

不動産投資の場合、入居者がいる限り毎月家賃収入を得ることができます。また、家賃は急激に上がったり下がったりすることが少ないため、老後に安定した収入を得たいという方におすすめです。一度に大きな収益を得ることは少ないですが、保有し続けていれば安定した収入が見込めるため、長い目で見ると大きな収益になるものと考えられます。
また、大きな損失を出すことも比較的少ない傾向が見られます。

そのため、インカムゲインは、長期的に収入を得たいという方に向いています。

一方キャピタルゲインのメリットはインカムゲインと比べ、大きな収益が見込めることです。
特に不動産や株式の場合、売却することで購入した金額より大きな利益を得られるケースもあります。

一方で失敗すれば大きな損失が出る可能性もあります。
そのため、不動産投資の場合、将来高く売れる可能性があるのか、逆に価値が下がってしまうことはないのかなど、念入りな調査が必要です。

ハイリスクではありますがハイリターンな投資方法なので、大きな利益を得たいという方におすすめです。

続いてそれぞれのリスクについて押さえておきましょう!

インカムゲインのリスク

毎月安定した収益をもたらしてくれるインカムゲインですが、実質どれくらいの収益を得られているか把握しにくいというリスクがあります。

不動産投資の場合は、固定資産税・都市計画税など税金の他が発生します。

また物件の資産価値維持のために管理費・修繕費が発生します。

特に一棟での所有の場合、修繕費等、突然必要になる費用があることで、場合によってはトータルでの収益性が損なわれてしまう可能性もあり、収益性を予測しづらくなります。’

但し、毎月のキャッシュフローや節税分で固定費のカバーができる場合もあるためその都度業者に確認しましょう!

キャピタルゲインのリスク

キャピタルゲイン狙いでの場合、資産を購入時より安い価格でしか売却できないとなると、収益を得られないどころか大きな損失が出ることも起こり得ます。

また、土地や建物などは、社会的・経済的要因などにより資産価値が急激に変動する可能性もあります。

つまり、、、大きな収益を得るためには売却時期の見定めが必要となるため、収益を得たい時に売却できないという事態も想定しておく必要があります。

多くのリスクを伴う投資方法の為、始める際はしっかり下準備をした上で資金の余裕を持ってはじめることをお勧めします。

最後に。。。

キャピタルゲインを得るには、利便性のいい物件で、将来性のある物件を保有する

不動産の売買でキャピタルゲインを得るためには、物件を売却する際、購入金額よりも高く売却する必要があります。
そのためには、物件の立地条件や将来性など地価の上昇が望める物件を選ぶことが大切です。

ご自身で情報収集をするのはもちろんのこと、それなりにコストはかかりますが、土地や物件に詳しい専門家に調査を依頼することも検討してみましょう。

キャピタルゲインを目標にしながら、インカムゲインを得ることもできる

インカムゲインとキャピタルゲインを並行して狙うという方法もあります。
安定したインカムゲインが望める物件は、将来的に土地や建物の評価が高くなるため、大きなキャピタルゲインを得ることも可能です。

インカムゲインとキャピタルゲイン、どちらを狙うにしても、それぞれメリットとデメリットがあります。

インカムゲインは安定した収入が望めますが、空室リスクは常に伴います。キャピタルゲインは大きな利益を得る可能性がありますが、逆に購入した価格よりも安い価格でしか売却できない可能性もあります。

これらを踏まえた上で、自分の目的に合わせて投資方法を選んでいきましょう。

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Mail📩:ahosokawa@pim-p.com

不動産投資コンサルタント

細川 彩奈

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