親子で楽しめるテレビゲーム
昨日はアナログゲームのことを書いたが、今日はテレビゲームのことを少し書きたい。
私の好きだったゲーム
確か私が中学生の頃、ストリートファイターなるゲームが出た。
ボタンが巨大で、それを押した強さでキャラクターの攻撃の強さも変わるというものだった。
そして高校の後半だったか、そのストリートファイターの続編、そのままストリートファイター2が出た(以下スト2)。
スト2はその後もダッシュ、ダッシュターボとバージョンアップを重ね、スーパースト2Xが1994年に最終作として出た。
対戦は強くはなかったけど、そこそこやりこんだゲームだった。
家庭用ゲーム機にも何度も移植されたが、少し前に任天堂Switchに、Ultra Street Fighter2(以下ウル2)というのが出ているということに気づいた。
私は我慢できずに買ってしまった…ダウンロード版だと2,600円ぐらいだったんだもの…
キャラクターの描画が現在でも通じるぐらいに書き直されたのだが、内容はもちろん当時のスーパースト2Xである(ほんの少しだけ違うが)。
基本は凄くハードでストイックな内容なのだが、今回個人的に非常にポイントが高い点として、『必殺技をボタンに配置できる』という点である。
Aボタンに昇竜拳を登録すれば、左右どっちに向いていても、Aボタンを押すだけで最速で昇竜拳を出してくれるのである。
そして長男との勝負
このゲームが増えている長男(小3)がやりたい!と言ってきたときに、これだ!と思いついて、
8つあるボタンの内、6つに必殺技及びスーパーコンボを仕込んだのである。
こっちはやりにくい普通のコントローラーで手入力勝負すれば、初心者の長男ともそこそこ遊べるのではないか?と。
しかもこのウル2、ちょっと面倒だが、コンピュータキャラである『真豪鬼』が隠しコマンドにより使用できるのである。
通常ボタンは中パンチと中キック、他のボタンに豪波動、豪昇龍、竜巻斬空脚、灼熱豪波動、阿修羅閃空、そしてスーパーコンボの瞬獄殺を仕込んだ。
いやぁ、これが本当に強い。
そして長男もだんだんコツを覚えてきて、超強い灼熱豪波動とか連打してくるし、攻撃したら阿修羅閃空で「ムーン」と逃げまくるのだ。
そしてゲージが溜まったら瞬獄殺が飛んでくる。
いやぁ、思ったより楽しい。
そしてこの世代を超えて同じゲームで息子と遊べる喜び。
学生時代や社会人初めの頃の、ゲームに熱中した気持ちが蘇った。
そして次男との実戦勝負・・・
さて、それを見ていた次男(3歳)であるが、翌日「僕も『ムーン』をやりたい!」と言い出した。
あぁ、阿修羅閃空のことかと、このボタンで出るよとコントローラーを渡すと、何度か『ムーン』を出したら、流石にすぐに飽きた。
で、「お父さんとお相撲じゃなくて、このゲームみたいに本当に戦いたい!」と挑戦状を叩きつけられた。
よし、いっちょ来い!
と、二人でスト2ごっこを始める。
次男は、いきなり「波動拳!」を真似て打ってきた。
ガードだ!そしてこっちも波動拳だぞ!と波動拳を打つと、次男は
「ムーン」
と言ってあちこち走って逃げ周る。
こっちもやってやる!「ムーン!」
次男も「ムーン!」
ムーン、ムーン、ムーン・・・
『ムーン』やり過ぎやろ!と思った頃、次男がまた波動拳を打ってきた。
「波動拳!」「昇竜拳!」
おぉ、良くゲームを見て、聞いてるな、と感心した次の瞬間、次男、
「かみなり扇風機!」
と言って突っ込んできた。
一瞬「?」と思ったが、回りながら向かってきているのを見、なんとか主人公キャラクタの使う『竜巻旋風脚』のことだと理解できた。
その後、技が「かみなり波動拳!」「かみなり昇竜拳!」と進化し、父の体力は0となって「やられた・・・」と倒れたのだった。
父が倒れているところに近づいて来た次男、
「波動拳!昇竜拳!昇竜拳!かみなり昇竜拳!」
と倒れている私に向かってさらにシバキ始めた。
ちょ、ちょ、ちょっとそれはあかんぞ!と止めようとするも、
「かみなり旋風脚!かみなり波動拳!・・・」
と永久コンボ地獄になりましたとさ。
将来有望!!