本物の3歳児 —— それはお下品です!いや違いまーす!!
家の前の遊歩道で次男の自転車の練習に、長男と共に付き合っていた時のこと。
自転車に乗ることはできても、同じ場所をグルグル回るだけなので飽きてきた次男は自転車から降り、座ってる私に近づいて来た。
そして、大声で叫び出した。
「ウンチオシッコチンチン!!」
おい、次男よ!
遊歩道なので、周辺住民の方々が多く歩いているのだよ?
しかしそれを聞いた小3の長男は爆笑して、さらに真似だした。
「ウンチオシッコチンチン!」
「ウンチオシッコチンチン!」
あっけにとられている間に、二人でハモっている。
いかんいかんと、二人に注意した。
「こら、道端でそんなことを大声で言わんといて!下品や!」
と言われるとさらに調子に乗る次男。
「ボキブリ、ウンチオシッコチンチン!!」
「なんや『ボキブリ』って!ゴキブリのことか?」
「そうだよ~!」
こうやって構ってもらうのが、3歳児なりの作戦だったのだ。
「ボキブリ!ウンチオシッコチンチン!!汚ーい♪」
と、ラップともつかないリズムに乗ってさらに叫んで踊るのである。
そんな3歳児を見ると、おじいちゃんおばあちゃんは可愛らしいんだろう、遊歩道を歩いている老人たちは特に、ニコニコ笑顔で次男を見ながら通り過ぎていく。
そのニコニコを頂いてまたテンションが上がる次男・・・。
「ボキブリ!!ウンチオシッコチンチン!!ボッキブリ~!!」
私が「コラ!止めなさい!!」と次男に向かって詰め寄るも、それも鬼ごっこに変わって「キャー!」と嬉しそうに逃げ始める兄弟二人。
走りながら遠くでまだ「ボキブリ~!」って叫んでいる。
だからボキブリって何やねん!!
君ら下品やぞ!
親の顔が見たいわ!!
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