アナログ絵をかくアナログ人間ですが、PIXTAに登録してみました
自分が駄目なときに、他の人の輝かしい功績を見るのは、眩しすぎて辛いと思うときがあります。自分が、より暗く汚く際立たせられたようで…落ち込みます。ここ数年ずっとそういう気分です。もう、自己嫌悪で何もかもイヤになりそうです。
そんな後向きな感情が爆発した勢いで、4月からnoteを始め、先日PIXTAに登録しました。
アナログ絵をかくアナログ人間
自分は絵をかくのが好きです。絵をかいて収入を得られないかと、練習をし、情報を探し、公募に出してみたりしています。
今の時代は、デジタルイラストが主流です。アナログ絵は、ごくわずかな分野でしか求められていないことも薄々分かってきました。それでもアナログ絵ばかりかくのは、単純にそれが好きだからということが理由のひとつです。
素人のぼやきとしてサラッと聞き流して欲しいのですが…
手描きの線は、見るのもかくのも好きです。
何となくかけるような気になって油断し、かかない日が続くと線は確実に劣化しています。だから、他の人からどう思われていようが、継続することが大事だと痛感します。
でも、太さが不均一でちょっとブレてるような線には、なんだか自分のダメな所も全部許してくれそうな懐の広さを思わせ、魅力的に感じます。
そして、熟練者の線からは、そこまで洗練されるのにどれだけの修練を続けているんだろうかと想像させ、震えがくるほど感動します。
アナログ絵からはそんな感情も呼び起こされるので、見ていて楽しいのです。
デジタルイラストにも興味はありますが、機材が高価なことと、その高価な機材を買ったとして果たして使いこなせるのか?自分という人間の経験則から察するに、使いこなせず一年後には埃をかぶっているんじゃないだろうか?という不安から、手を出していません。その上、ネットにも疎いアナログ人間です。
この世に生を受けてから、昭和・平成・令和と時が移り変わったのに、今の自分は一体、何時代を生きているんだろう?と焦燥感に悩まされながらも、何も進歩することなく過ごしていました。
note
自分の中でネット、特に【SNS】は、何やら人が多くて騒がしくて恐ろしい場所という印象で、ずっと避けていたのですが、noteは少し毛色が違うっぽい…?
あんまりガヤガヤしてないし、一人一人が、記事を作成しながら自分の内面と向き合っているような。それをそっと見守り、時に交流する場所のような。
SNSは苦手だけど…やってみれば自分も何か変わるかもしれないと思い、noteを始めて早2ヶ月が過ぎました。が、アナログ絵をアップしているだけでは何も変わらない…駄目だ…と思うものの、何をどうしていいか分からない…。
悶々としながらnoteを続けていたところ、イラスト関連の記事で「ストックイラスト」なるものの存在を知り、始めてみようと思いました。
ストックイラスト
ストック(在庫)されたイラストを、素材として販売するサービス。
デジタル知識も、仕事のノウハウも何も無い自分が、相手とやり取りして絵の仕事をするなんてことはとても考えられないけど…ストックイラストなら、やり取りはしなくていい。欲しい人がいたら買ってもらえる、なんて画期的。
制作したイラストを、ストックイラストサイトに登録し、更にそれを購入してくれる人がいれば、サイトに支払う手数料を引いた分が、制作者の収入になる。
とはいえ、ストックイラストサイトには膨大な数のイラスト素材が登録されているため、始めたばかりの者は購入者に見つけてももらえないという。ただし、登録イラスト数が増えるほど見つけてもらいやすく、購入される可能性が高くなるとのこと。
日頃何も考えずにダラダラとかきたいものだけかいているイラストを、もっと標的を狙って作成してサイトに登録し続けて、それを購入してもらえたら。
誰かに見つけてもらえる嬉しさと、少しの収入なら期待出来るかもしれない。
数あるストックイラストサイトを自分なりに調べてみた結果、行き着いたのがPIXTAです。
PIXTA
写真素材をメインに取り扱っている、ストックフォトサイト。その中にイラスト素材、映像素材も含まれる。個人だけじゃなく、企業も購入するそう。
画像(または映像)素材を、有料でダウンロードするサイトなので、無料イラストサイトよりダウンロードされにくそうな点は気になりますが、PIXTAはストックイラスト初心者に良いらしいことを知る。
「PIXTAで販売されている素材は、一度購入すると、さまざまな用途に何度でも使用できるロイヤリティフリー(RF)形式。」pixta.jpより
ろいやりてぃふりーとは何ぞや?と思いましたが、PIXTAサイト内では【PIXTA Channel】というクリエイター向け情報サイトもあり、分からないことはそこで調べられる。
「ロイヤリティフリー(RF)素材とは、一度購入すると使用許諾の範囲内で何度でも使用できる素材のことです。
あくまでも許諾を得られた方の使用に限っており、第三者への使用権の譲渡はできません。」、「よく「著作権フリー」素材と間違えられますが、RF素材の場合、著作権は撮影(制作)したクリエイターに帰属しますので、著作権のない素材ということではありません。
購入者の方は、該当素材を利用規約の範囲内で使用する使用権を購入いただくという形になります。」pixta.jpより
アップロードした素材の著作権は、制作者=自分のままです。
また、自分は何かしら、知らずにやらかしてしまいそうで怖いのですが…
画像のクオリティや、権利関係で販売出来ない素材をアップロードしたら、審査で落として理由も教えてくれるということなので、確かに初心者には心強いサイトです。
ところで、著作権って…知ってるようでよく知らない。PIXTA Channelでも著作権について記述がありましたが、もうちょっと詳しく知りたい…。
ネットに疎いけど、検索するとサッと出てくるのは本当に便利ですねぇ。
著作権は、ひとつの権利だけを指すものでなく、その中にも色々な種類の権利があるもよう。
ストックイラストのこと、デジタルのこと、権利のことなど疎い自分には、何をするにも何かにつけて不安がいっぱいですが…
初心者に優しいサイトで、ストックイラストについて知識を深めつつ、絵の練習もしつつ、なおかつちょっとでも収入になれば気力も保てそう…続けられそうかもしれない。
PIXTA登録手続き
1.登録者情報の入力と、身分証明(運転免許証等)の提示
2.入門講座 …権利、画像の使用用途、アップロード可能な画像や審査、禁止事項についてなどなど、様々な記述がありました。
3.入門テスト …全10問。正誤を選ぶテストで、全問正解出来なければ何度でも受け直すことが出来るよう。
4.入門テストに全問正解して、ようやく画像アップロードが可能になる。
画像のアップロード
試しに、トップ画像に使用している熱帯魚イラスト(文字無し)をアップロードしてみました。
アナログ絵をイラスト素材にするのは、自分にとっては長い道のりでした。写真撮影したものをあげたらいいんでしょー?と思っていたのですが、それだけではなかった…。本記事では省略します。
6月12日にアップロードしましたが、審査結果はいつになることやら。
タイトルとタグ(情報)付け
画像をアップロードし、画像の「タイトル」と、画像に関連する単語で「タグ付け」をします。
タイトルは購入者に分かりやすいように、画像に合った明確なタイトルをつける。
タグは、見つけてもらいやすいように沢山付けておきたいところですが、画像に無関係な単語を入れてしまうと、適切なストック素材とは判断されないそうです。
ひとつの画像に関連する単語なんて自分の頭じゃそんなに沢山出てこないけど、とりあえず5つ付ければ【タグ候補機能】で、関連するタグ候補をズラーっとあげてくれるので、その中から適切と思われるものを選べばいいので助かりました。
審査
「 販売用ストック素材としての適切さを確認」pixta.jpより
審査が終了するのは通常約3週間(14営業日)目安で、販売可能か?販売に至らなかった(リジェクト)のか?、結果のお知らせがくるとのこと。リジェクトの際には販売に至らなかった理由も分かるようなので、次の参考にします。
そして結果までの待ち時間にやることは、新たな画像の作成と登録。
販売開始作品が30枚以上になれば購入される確率が高まるそうなので、まずは30枚登録を目指します。
PIXTAでは一定期間に登録出来る画像枚数に制限があるそうなのですが、自分のペースなら制限があって困るなんてことはなさそうです。🐢…
初心者の頼もしい味方、PIXTA Channelを読み返しながら…実行してみないと分からないことも多そうなので、色々試してみようと思います。
それと、大事なことがもうひとつ。
「第三者の著作権を侵害する素材の登録は絶対にやめてください」pixta.jpより
イラスト等の素材作成の際に、参考にする物、元の写真とかにもそれぞれ著作権があるので気を付けましょう、ということ。
練習する時は、本とかネット上の写真で絵をかいてしまうんですが、販売用だとそれはアウトですよね…。自分で写真撮影した資料の場合も、モノによっては権利が発生してるかもだし、どこまで参考にしていいのやら。
著作権とか、権利のことはややこしくて分からないことが多いから、調べながら作成しよう。
最後に
ここnoteにはストックイラストに関する記事も沢山あるので、勉強になります。が、月に何万も稼いでるような輝いてる人を見るとまた自己嫌悪で落ち込むので…💧
始めたばかりは売れないこと。売れてる人は数ヵ月もしくは数年以上もかけて、画像を何千枚単位で登録していて既に実績がある、ということを頭において…あくまで自分の身の丈に合ったやり方で、自分のペースでちょっとずつ登録していこうと思います。
↑まだ何も販売出来る素材が無い、開店準備中のプロフィールです。
プロフィール設定入力時は力尽きてしまっていたので適当です。今度ちゃんとやりなおします…とかいいつつずーっとそのままだったりして…(^^;
※本記事は、自分の記録用として作成しました。曖昧なことや間違えてる部分もあるかもしれません。もし、これを読んで頂いてストックイラスト始めてみようかな?と思われた方は、トラブル防止の為ご自身でも最新の情報を確認して頂きますようお願いいたします。