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高校生活での学習法15選

 こんにちは。大学1年の奥山さるです。今日は、主に高校3年間の経験から、学習のポイントや方法を15項目に厳選してまとめてみました。ちなみに文系・大学進学勢ですが、まあ誰にでも当てはまる点もあるかと思います。もしよければ最後まで読んで、気になったものだけでいいので試してみてみてください。(長くて数日に分けて書いたので、書き口調は不安定です。)

1、集中・やる気「環境は自分で作る」

①スマホを束縛しない。

 スマホは用事がなくても見がちなものです。いつも自分と一緒にいたらスマホだってちょっと疲れるだろうなと考えてみましょう。勉強する部屋から解放してあげる(学校ではロッカーに入れてた)。部屋にあるとしても機内モードにする。

②尊敬をモチベーションにする。

 尊敬する人を利用しよう(もちろんずっと前からの推しとかでOK)。できればスマホを開かなくてもモチベアクセルをかけられるものを決めて用意しておく。つまり本や教科書・ノート、スマホ画面ならプリントアウトするとか。(私なら、ラインいっぱいの教科書・『メモの魔力』・『勉強大全』・『スゴい早起き』・尾崎豊の写真とかでした。好きな歌詞や推しのDMとかでもいいかも。)

 目標にする人を決めたり、そういう人になりきるのも良し。聞いた話ですが、ビリギャルになりきるっていうのもあるらしいですね、なるほど(私はあの映画見て泣いた)。個人的には、「なりきり」は志望校が決まっていない場合にも有効だと思います。近くの大学や有名な大学を仮志望校にしてとりあえず頑張る。悩んでいるよりまし、ということです、時間を無駄にしない(突き詰めれば無駄ではないけれども)!

 最近はYouTubeに勉強系の動画があるなど、インターネットでもためになる情報があります。しかし、たとえ勉強に関するものだとしても、だらだら見るのはNGです。ちなみに私はブレイクスルー佐々木(要点が詰まったわかりやすくスピーディな動画だと思います)という人にはまっていたのですが、そういう動画は集中して見て要点はメモしていました。(ちなみにYouTubeの自動再生は恐ろしいから常にオフにしましょう!)本(小説以外とかかな)などを読んだ直後に得た情報をばーっと書き出してみると自分に必要な情報をまとめる練習にもなる気がします。

③目標点数を決めて幅を確認する。

 毎回のテスト・模試での目標点数を決めていました。受験生の場合、入試に向けて点数の幅を狭めていけるように逆算して設定するのがポイントです。

④塗り絵で可視化

 私はドット付きのルーズリーフを使って1マス15分で学習時間をマークしていました。教科ごとに色を変えれば教科バランスを見ることもできます。マスが埋まっていくのでゲーム感覚で楽しめます。ほかにも自分の好きな方法で学習内容を可視化できるといいと思います。

⑤部活と勉強を切り離す。

 部活と勉強を別に考えることも場合によっては必要だと思います。メリハリってやつですかね。私は、授業の予習が相当やばくない限り部活の朝練にはなるべく行くようにしていました(予習もやりましょうね皆さん)。もし予習を言い訳に朝練に行かなければ、そのうち朝練に行く習慣は消えてしまいます。私の感覚では、朝練に行かないと部活は成立しませんでした。つまり、完全に切り離して考えるというよりは、「バランスを自分でよく考えることが大切」ということかもしれません。

2、記憶「自分に引き寄せる」

⑥単語カードで繰り返す。

 単語カードは小さいので、持ち運びも学習も気軽にできます。とにかく繰り返すことでいつの間にか覚えられるので、これは本当に考える前にまず試してほしいです。私も高3になるまでは作る時間がもったいないと思ってやっていませんでしたが、別にきれいに書かなくてもいいし、場所も時間も選ばない代物なのでちりつもです(電車・バス・人待ちや飲食店での待ちなど、勉強道具を広げる場所や時間がない時をうまく使えます)!自分の生活の中に暗記を引き寄せましょう。

 単語カードは英単語のイメージが強かったのですが、日本史などでも使ってみました。自由に応用してみてください。何を基準に加えていけばいいのかわからない場合は、先生が大事と言ったことや自分が問題で間違えたことをまず加えていきましょう。だんだん自分らしくなってくると思います。ちなみに私は、一度覚えて外したのにまた忘れてしまったことはペンで紙に大きめに書き、自分の部屋にあったコルクボードに貼っていきました。ふとした時に目に入るので回数を稼ぐことができ、覚えやすいです。

 また、単語カードに限らず、英単語帳や用語集などは「気軽に持ち歩いてすぐ広げるために小さいんだ!」と覚えておきましょう。

⑦他人に質問する。

 わからないことを調べてもいまいちピンとこない時は、人に質問してみましょう。と言っても私は臆病なのでなかなか質問できませんでした。ただ、友人が少なかったり話すのが苦手な人こそチャンスだとは思いますね。勇気を出すので印象に残りやすいです!コミュニケーション力の訓練にもなるので一石二鳥です!

⑧他人に話す。

 上は体験と結びついたインプット。これは体験と結びついたアウトプットです。友人の質問に答えるのももちろんとても良いです。私は、人に教えるほどまで到達していなかったので、夕食時に家族に学んだことをひけらかしていました!効果あります、結構。ちなみに私の弟はいろいろな都道府県ランキングや政治・経済の知識が半端じゃないので、近年夕食時によく聞かされていましたが、そのおかげでクイズ番組の問題がよく当たるようになりました。センター試験の対策にもなりました(謝謝)。

3、復習「学習で1番大事なのは復習!」

⑨復習には旬がある。即日復習。

 復習は忘れかけたときにやるとも聞いたことはありますが、そんなの関係なしに、よほど崇高で屈強な意志のある素晴らしい人でない限りは日が経つにつれてやる気は減少していくと思います(復習やらなきゃ感も減少)。無理しない程度に、とにかく「その日に」復習しましょう。特に解答解説がすぐにもらえる模試なんかはそうです。解き終わってすぐの模試を学校で復習している時の作業興奮と言ったらもう!尋常じゃあないです!回答の筋道をまだ覚えているのでとっても効率がいいですよね。

 ちなみに私は部活を引退してから、学校でばかり学習していました。サボりづらい雰囲気なので、半強制的に学習時間が確保されます。学校がそんな雰囲気じゃないよーという人は、図書館や学習スペースを解放してくれている施設などを探すといいかもしれません。で、そんな私がやっていた復習法が「学校さかのぼり法」です。その日の1番最後の授業から1番最初の授業までさかのぼりながら復習していくのです。メリットは、最後の授業の頭のままスムーズに自学に入れるので、切り替えに頭を使わなくて済むことです。ただ、時間割によってはいつも1時間目の教科があったりして割ける時間が偏ってしまうので、その辺りは調整する必要があります。何事もバランスは大切ですものね。

 あと、小テストがある場合は全力をかけてください。定期テストや入試のためにかけられる貴重な時間にあたふたしないためにも、「できる範囲」を広くしておくことは重要です。心の安定にもつながります。また、小テストの復習はとてもとても大切にしてください。どうせ忘れるかもしれないけど、長い目で見ればまずマイナスになることはないし、自分の頑張りを認める根拠になります。もし忘れて定期テストで間違えたとしても、その後は生涯~忘れる~ことはないでしょう~♪

⑩コーネル式ノート

 検索してみてください(すみません、画像貼るとかは面倒なのでよほどの事でなければ割愛します)。いろいろ出てきてためになると思います。メリットはまず、左側に見出しをつけられるので話題を整理したりキーワードを目立たせたりできること。そして、下に要約などを書けることです。私がこの方法の天才的だと思うところは、「空白を埋めたくなる気持ち」を利用しているところです。枠をあらかじめ用意することで、強制的に学習内容を理解しようとすることができます。見出しをつけるのも要約をするのも、考えなければうまくいかないからです。その考える過程で理解の確率は大幅アップです。復習しつつノートを埋めていけるといいと思います。

4、教科別対策

⑪長文、本文をつかむ。

 まず長文は全部読みます。気持ち的には、「読めばわかるんだ、きっと!」くらいな感じで。どこでわからなくなっていったのかを把握するためにも必要です。どこかわかれば、どうしてわからなくなったのか考えることが楽になります。ざっと読んでわからんわ、だけでは練習にならないことも多いと思うんです。現代文などでは、要約文・要旨文を書いて解説と照合し、言っていることが一致しているか確認してみるのもいいかもしれません。結構難しいこともありますが、訓練で上達するものだと思います。

⑫長文、細部も大事。

 当たり前ですが、文章は一文ずつが大切な要素です。長い文や構造が複雑な英文は主述関係・修飾関係を書き込んで落ち着いて見ていきます。まとめたり和訳したりする問題では、余白にざっくりわかる範囲で書き出してから組み立てていきます。まあ本当にわからない時はここで妄想して無理矢理つなげればいいでしょう。妄想というのは言い方が悪いですね。前後の文脈や周囲の単語から筆者が言いたいことを推測する、っていう感覚です。とにかく言いたいのは、「時間がもったいないから書かない」は違うのかなと思ったということです。急がば回れってやつで、紙に書き出すことで全ての情報管理を頭に頼らなくてもよくなるんだと思います。

⑬紙の辞書を使う。

 辞書を使う時は、電子辞書よりも紙が良かったです。電子辞書は軽いから好きだし、電子辞書派の人を否定するつもりはありません。しかし、紙は「一覧性」があります。英単語なら異義語や語尾の異なる類語を一度に読むことができます。よく芋づる式に覚えるとか聞きますが、まさにそれだと思います。水脈づくりみたいな。類義語・対義語を一度に覚えるというのは、記憶の引き出しの数を減らすようなものだと思います。探し物がすぐ見つかるっていうこと。

 また、紙はマーキングできます。(まあ最新の電子辞書は色くらい付けられるんだと思うんですが、私は父の電子辞書を借りていたので。)使い込んでマークだらけでなんか汚れてきちゃった辞書は、おそらく自分の子供みたいなものでしょう!愛着がわきます!

⑭古文、品詞分解しまくる。

 高校入学当初、古文をノートに写して品詞分解をして訳を書く、というえげつない一連の予習過程を聞き正直ビビりました。膨大な時間と労力が必要ですよね。案の定私はそれを3年間やり通せませんでしたが、3年生くらいで頑張って品詞分解をしてみたところ、なんと文法が少しだけわかるようになりました。これを3年間やっていたら古典文法は大体理解できていたはずだと思います。また、古典は入試でも基本的な問題がよく出るので、それで点を取れれば精神安定剤になってくれるでしょう。

⑮社会など、色利用法

 私がもしこの方法を思いついていなくてほかの人がやっていたら、正直ずるいなあと思ってしまう方法です。私の場合、6色ほど蛍光ペンを用意していました。ペン自体に色の順番を当てはめておき(オレンジ→青→黄→ピンク→紫→黄緑みたいに)、日本史などで流れを覚えたいときなどに使っていました。社会では人物や出来事がたくさん出てくるので、同じ項目に関する記述は同じ色でラインを引き、色という視覚で目に覚えさせていくのです(同内閣の出来事を同色にするとか)。酸性と塩基性を赤と青で色分けする人が多いみたいに、色に対する自分の直感的なイメージで分けるのもとても良いと思います。


 こんなに長い文章を読んでくれた方、本当にありがとうございます。これらはもちろん学校や本やインターネットでかじってきた情報から成り立っています。皆さんももしうまくいかないときは、いろいろ試しながら楽しんで学習してみるのもいいかもしれません。

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