富士山からの贈り物。山梨県のクラフトビール富士桜高原麦酒。
先日、山梨県のグランピング施設に遊びに行ってきました。
その道中の道の駅で見つけたこちらのビール。
山梨県のクラフトビール「富士桜高原麦酒」です。
パッケージからして美味しそうです。
GoTOトラベルのおかげで、地域クーポンを頂いたので、
こちらの富士桜高原ビール、4種類全て購入しました。
山梨県は富士山の麓、
河口湖町にあるブルワリー「富士桜高原麦酒」の20周年を記念したPV。
富士桜高原麦酒 20周年記念PV FUJIZAKURA 20th
富士桜高原麦酒は、キャッチフレーズに
「世界が認めた」とあるように
かなりの数の賞を受賞されているようです。
ホームページを見ると分かりますが、
すごい数の受賞履歴です。
ステキな空間と時間にテンションが上がっているうえ、
上質なビールを飲めるなんて最高でした。
以下より、4本を個々に紹介します。
PILS(ピルス)
標高1,000m地点で採水した富士北麓の軟水を用いて、モルトの豊かな風味に爽快な苦みとキレをバランスさせた、“らしさ”満載のジャーマンスタイルラガーです。
3種のホップを煮沸工程のなかで4回に分けて適宜投入することによって、新鮮かつフローラル、そしてほのかにスパイシーな香りを引きだしました。
程よく苦みがあって、飲みやすいビールでした。
この日の夕食は肉と魚がメインでしたが、
どちらともしっかりと合う味わい。
今回ご紹介する富士桜高原ビールの4本の中では
一番飲みやすい味わいでした。
WEIZEN(ヴァイツェン)
50%以上が小麦麦芽となるエールビールです。
“キレ”と“のど越し”という一般的なビールのイメージをくつがえす当醸造所の集大成であり、バナナのようなクローブ&エステル香は混じり気のない新鮮酵母に由来したもの。
酵母が自らつくりだす極小の泡は、絹のように滑らかな舌触りとなって口のなかに余韻を残します。
かなりまろやかでフルーティーなビールでした。
PILSのように、食事と一緒に楽しむ。というのは
少し合わないかもしれません。
デザートビールのような感覚で楽しめる、
とても甘く、口に残る余韻まで楽しめるビールでした。
RAUCH(ラオホ)
ブナのチップで麦芽を燻煙して、モルトにスモークフレーバーを綴じ込めた「燻煙ビール」。
グラスに注いだ瞬間から燻製食品のような香りがたち昇る超個性派であるとともに、幅広いマリアージュを可能にするマイルドな口あたりが大きな魅力。
2012年にWorld Beer CupとWorld Beer Awardsをダブル受賞した名作です。
燻製ビール。
これは楽しみだなぁと4本の中で1番楽しみにしていましたが、
僕の口には合いませんでした。
スモークの強い香りと風味が、
ビールの香りと風味を遥かに超えているように感じ、
燻製のコクも相まって、個人的には苦手な味わいでした。
SCHWARZ WEIZEN(シュヴァルツ ヴァイツェン)
大麦と小麦でそれぞれカラメルとローストを使うなど、計7種のモルトを絶妙にブレンド。
コーヒー豆のようなロースト香にヴァイツェンのクローブ香が重なる、立体的で複雑なアロマに仕上げました。
また、酸味を抑える独自の製法によってキレと“甘芳ばしさ”を両立させ、ドリンカビリティを高めた点も大きな特徴です。
この黒ビール、とても美味しかったです。
少しだけネトっとした口当たりに、芳醇な香り。
黒ビールのコクのある甘さ。
いつも黒ビールは1本飲むと満足するのですが
2本目に手が伸びる美味しさと、飲みやすさでした。
黒ビールなのに、サッパリとした飲み心地でした。
料理をしながら、ビールを飲む。
お肉を食べながら、ビールを飲む。
談笑しながら、ビールを飲む。
景色を眺めながら、ビールを飲む。
暖炉で温まりながら、ビールを飲む。
焚き火を眺めながら、ビールを飲む。
ビールを飲むとき、いつも思うこと。
ビールを美味しいと感じる時ってどんな時か。
そのビール本来の味や香りを美味しいって感じる。
当たり前のことだけど。
でも、それだけじゃあない。
誰と飲むか。
どこで飲むか。
何をしながら飲むか。
どんな環境で飲むか。
何と一緒に飲むか。
こういった、ビール本来の味や香り以外の部分で
ビールの味って大きく変わると僕は思う。
今回の旅では素晴らしい時間を過ごすことができた。
そのおかげで、今回飲んだビールは、
忘れられないビールになった。
富士桜高原麦酒、ありがとう。