ドーナツショップから学ぶ真実
ドーナツが食べたい。
そう思った時の僕の行動、今振り返るとなかなか良いな。
と、自画自賛ですが正直にそう思いました。
僕の家の目の前には大きなショッピングモールがあって、その中には有名なドーナツ屋があります。
そこで買えば何の負担(クルマでの移動の負担、時間の負担など)もありませんが、僕はそうしませんでした。
家からクルマで25分くらいかかる和菓子屋さん。
そこに行き、駐車場と店内に人が居ないことを確認。
入店しました。
このお店は僕がたまーにわらび餅などのお菓子を買う小牧の和菓子屋さんです。
和菓子メインではありますが、素朴で甘さ控えめのドーナツも少しだけ売っているのです。
外出自粛。
しっかり守ることは当然のことではありますが、それでもオープンしているお店があるのです。
最低限、最小限に移動を控え、人との接触を避ける。
そしてしっかりと感染予防をする。
また入店先もしっかりと予防がしてあるかを調べる、また人が居ないことを確認する。
ここまでしたら、外に出かけても、お店に入店しても良いと僕は思いました。
思った通り、お店の中には店主の方1人だけ。
お客さんは「0」です。
そんな状況にも関わらず、ありました。ドーナツ。
あって良かったです。
こんな状況なので、作られてないかもな、と半分覚悟していました。
食べたいドーナツは2つ。
けど、6つ買いました。それと大福をいくつか。
良い買い物をしたなと思っています。
完全な自己満足。でも、それで良い。
色々な制限がかかる中で自分の欲や気持ちを満たす。
尚且つ、そういった行動で誰かが少しだけ良い気持ちになっていたら、
それこそ最高です。
「偽善者」と思われるかもしれません。
でもそれでも全然良い。
何もせず、何も考えずただただ世間に従うよりも、自分で考え、動き、そのことにより嬉しくなっている人がきっといるはず、と想像すると、例え偽善でもそのほうがよほど良いと思います。
緊急事態宣言の期間、そういったお金の使い方をしました。
このお金は、誰に渡したいお金なのか。
誰の手に渡すことが、よりベストなのかを考えて使っていました。
大きなスーパーなどは、どんな事が起こってもある程度の集客が見込めるはず。
個人のお店、小さいお店は本当に厳しいと思う。
だから、
■ドーナツが欲しいなら老舗のお菓子屋さん。
■牛肉が欲しいなら精肉店。
■ビールならクラフト。
■魚なら漁港近くの鮮魚店。
■パンはパン屋。
その道の「プロ」はやっぱり「プロ」なんです。
そういった考え、行動に改めて気付きました。
そんな生活を送り約2ヶ月。今、更に、国から給付金が頂けると。
お金って、何かモノやサービスを得るための1つのツールなんだと思います。でも、それだけではない。
使い方でお金の持つエネルギーは大きく変わる。
お金は単なるモノやサービスを得るためだけのツールでは無いと、最近特に強く思う。
「Time is money」なんて言葉があります。
「時は金なり」これ、間違いないけど、なんか違う、昔ほどこの言葉と感覚がしっくりこない。
自分の中で、時とお金のバランスが大きくズレたんだと思う。
時は大切な自分の人生そのもの。
金は自分の人生をどう豊かにするか、周りにいる人たちをどう豊かにできるか、幸せに、ほっこり、嬉しく、優しくできるか。そのためのツール。
そんな気がします。
僕の10万円の使い道。
2万円は自己投資に使います。
例えば本を買ったり、面白そうな記事やメルマガを購入したり、クラウドファンディングに参加したりといったところです。
好きなゲームにも少しだけ使おうと思っている。
残りの8万円は、後輩が運営している障害者福祉施設に寄付します。
この後輩、弱音は一切吐きません。
いつも明るい。でも今回のコロナ騒動はどう考えても痛手だったはずです。僕も10代の頃障害者施設でお手伝いをしていたことがあります。
だからか余計に、頑張って欲しい。そんな気持ちです。
ほんの少しでも、何かのタシになれば良い。
パーっと利用者さん達と使ってもらっても良い。
この8万円が「生きたお金」になりますように。
★福祉発信レーベル「Limited Life Action」