呼吸は、生命サイクルと深く結びついています。一日に2万回と繰り返される単純なこの行為を意識することで、生きているという実感を与えてくれます。
呼吸は命のリズム
息を吐き出すとき、使い果たされた空気、不要なものを体外に排出します。
息を吸い込むとき、新たな空気、新たなエネルギーを体内に取り入れます。
そしてこれは命のサイクルを象徴しています。
常に、古いものを手放し、新しいものを受け入れるプロセスです。
マインドフルネス
呼吸に意識を向けることは、今この瞬間に集中する事が出来ます。
過去の苦い思い出や未来への不安から解放され、今ここに意識をかたむける。
これは「マインドフルネス」の基本的な側面であり、精神的な安定と深い自己理解への道です。
自己認識
呼吸は身体と心の状態を反映します。
緊張や怒りがある時、呼吸は速く、浅くなります。一方、リラックスした時や平穏な気持ちの時、呼吸はゆっくり、深くなります。
呼吸に注意を向けることで、自分自身の内面状態について洞察を得ることができます。
このように、呼吸は単なる生命維持の行為ではなく、人間の存在そのものを理解し、探求するための鍵にもなります。
呼吸を意識することは、生活をより豊かで意味のあるものにすることができます。
僕が16年間「あへあほ体操」を伝えている意味は、ここにあります。
あへあほ体操の裏側には、呼吸があります。
一息一息が、一言一言が、あなた自身の深い理解と、結びつきに繋がっていきます。