ドライフィッシュの作り方見学
スリランカでよく食べられている干し魚。
シンハラ語でකරවල(カラワラ)と言います。
カラワラは食材として使う干し魚。出汁として使うウンバラカダ(モルディブフィッシュ)というスリランカ版の鰹節もありますが今回はカラワラについて。
海に囲まれてるスリランカ。マーケットなどで並んでいる魚の種類は日本より多い印象。もちろん魚はよく食べられますが、このカラワラもよく食べられてると思います。
私は毎年1回、スリランカツアーを企画させていただいているのですが、2017年のアハサ食堂企画スリランカツアーではこのカラワラを作っているところを見学させてもらいました。
場所はNegombo(ネゴンボ)。空港から北へ10kmほどの所にある漁業が有名な街です。ホテルもたくさんあり、観光客が多く訪れる街でもあります。ネゴンボのフィッシュマーケットの近くではこんな風に魚を天日干ししていました。
みなさま黙々と作業されていました。こちらのみなさまは内臓処理しているようです。
内臓を取り除いた魚を大きな容器の中に入れて、
大量の塩を入れてました。
覗かせてもらったある容器の中はこんな感じになっていました。魚醤が取れますね。こういう地域ではもしかしたら魚醤を使うかもしれないですが、今までスリランカ料理で魚醤を使ってるのを一度も見たことはありません。
塩をどっさり入れたら上に重しをして塩漬け。
塩漬けした魚はその後天日干し。天日干ししているところはカラスも野良犬もたくさんいました。食べ放題ですね!雨が降ってるときはビニールシートを被せてありました。
料理に使う時はみなさん念入りに何度も何度も丁寧に洗って使います。そして塩辛いので少し水につけて塩抜きしてから料理に使います。でもこの塩辛さが慣れるとクセになります!
スーパーなどでは袋に入って売られていますが、マーケットでは量り売りが多いです。もし買うならマーケットの量り売りではなく、袋入りにしましょう!そして日本に持ち帰ったら冷蔵庫で保存することをお勧めします。
こうやってぶつ切りにして、洗って少し塩抜きしたら野菜などと一緒にカレーにしたり、辛い炒め物にしたりします。
これはKaralla という魚のカラワラ(ドライフィッシュ)
パッケージのKarallaと書いてある下に、シンハラ文字で「カーラッラ カラワラ」と書かれています。
こういう小魚はカリカリに素揚げして食べるのが最高においしいです!
これはハールマッソ(シンハラ語)という名前の魚。なのでハールマッソカラワラ。
ちなみに生のハールマッソがこちら。内臓など取って調理する直前のものですが。
ちなみに私が購入したこちらのハールマッソカラワラ、袋の後ろに「きれいに洗ってから再乾燥させた」と書かれていました。これは安心!
これは魚の卵のカラワラ。
たらこみたいですごくおいしかったです!
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