【詩】小泉八雲

小泉八雲の怪談を読んだとき
日本の精神に触れたやうな気持ちになりましたが
彼は日本人ではなかつたと知り
民族のアイデンティティと云ふものは
言語や 肌の色や 出身地や 血統でさへも
規定されるものではなく
例へば 人が魂と呼ぶ何かによつて 
形作られたものなのだと 知りました