異性の生理を知らなさすぎることについて
女性の生理のシステムを知らない男性がいることについて、
話を聞く機会があった。
生理が辛いのは経血が下りている間だけではないこと。
生理そのものや生理痛は、人によって出方も強度も違うこと。
こういう、女性にとっては基本事項とでもいうようなことを
まるで知らない男性がいるという。
おっぱいが張って痛くなるという話は、
時に猥談化されることもあるそうだ。
本当に?本当に???
これはその男性たちがどうこうという話なのか。
単に知る機会が無いだけというか、
足りないのは教育とか啓発ってことなんじゃないか。
というのも。
また別の日、
友人たちと男性のいわゆる"中折れ"の話になった。
そういうステージにいる年齢なのだと頭では理解しながら、
だけど、「そういうものだ」じゃ片付かない感情的なしこりが
相手側にあるのを感じる、と女たちは言った。
「でも、そうなることがどういうことなのか
そうなるとどうなるのかが、私たちは分からないよね」
友人のひとりが言った。
そうなのだ。
持っていないものを感覚的に知ることはできない。
そのうえ、確かな情報も乏しかったら、
そこに解像度は生まれないんだ。
今よくある誤解や一方的な思い込みも、
こういう背景からうまれてる気がする。
確かな情報って、どこにあるんだろう?
インターネットで見つかる、クリニックのコラムみたいなもの?
メディアを名乗っているサイトの情報は、本当かどうか怪しいのだっていっぱい。
体の話は大事なはずなのにねえ。
性別の垣根を超えて知れたらねえ。
私たちの世代は、ちょっともう難しいのかもだけど。
(こういう現状だからこそ、E・ナゴスキーの本は画期的なのだと思う)