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自分のために働く

大学では教育学部に在籍し、初等教育を専攻していた。約4年勉強して分かったことは、
私は「全体の奉仕者」にはなれないということだ。

全体の奉仕し者」とは、

公務員は、特定の国民に奉仕するのではなく、国民全体の奉仕者として公共の利益の増進に尽くさなければならないという、公職の在り方を示すことば。憲法第15条第2項に基づくもので、国家公務員法(第96条)、地方公務員法(第30条)に規定されている。


これが「全体の奉仕者」といわれる公務員独自のシステム。


私は小学校の免許と特別支援学校の免許を取ろうとしていた。就職先は特別支援学校を希望。

なぜなら、そちらの方が給料が高いから。

小学校の先生でもいいけれど、給料の事考えると生きるのに精一杯な未来しか見えなかった。
副業は違反だし..(多忙な教師にそもそもその時間は無い)。

4年間、ずっと考えてきた。
特別支援学校の先生になる動機を。
面接時になんて言おうかと。
ぶっちゃけ、給料が高いから以外浮かばなかった。綺麗事が一切出てこなかった。

大昔、先生は無給だったとも聞く。本当に、お国のために、人のために自己犠牲してまでも動くのが公務員であり先生なのだと。
そんな「全体の奉仕者」であるべき先生が、
自己の利益のために働いていいのだろうかと散々考えた。
ずっともやもやした。
考えて考えた末分かった。
この考え方なのであれば、そもそも先生になるべきでないと。

「全体の奉仕者」にはなれない。
自己の利益を考えるのに精一杯な私には、公務員は向いていない。というかなってはいけない。
特に、学校の先生という、未来ある子ども達の人生に大きく関わり、親と同じく責任ある立場の人間に私がなるわけにはいかない。

綺麗事を並べて仮になれたとしても、きっと心の奥でもやもやは一生続く。
もやもやしたまま中途半端に子ども達に関わるのは失礼ではないか。
大学でちゃんと勉強したからこそたどり着いた答えだった。

そんなことをずっと考えた結果、大学を辞めて先生の道を自ら断った。
ちなみに、学費は全自費なので、誰にも文句は言わせまい。




大学をやめて、就職をして、そこもやめて今は飲み屋で働いている。
正直、今後自分が何の仕事をしたいのかなどは、ひとつも考えていなかった。
なんとなく飲み屋で働き始めた。
そんなこんなで1年が経つ。

最近やっと、目標ができた。
自分が本当にしたい、自分のための働き方を見つけた。
自分のための働き方をするためには、初期費用が嵩む。そのため、1年ぶりに昼の仕事も始める予定でいる。
今年までに仕事を決めようと思って行動している。
もう何社か面接も行った。正直どこでもいい。お金を貯めるために働きたい。

現在の夜職は生活費にあて、昼は貯蓄に回そう。
半年以内に貯めたお金でパソコンとiPadを買おう。その頃には自分の働き方のための勉強も始めよう。

来年の今頃には、独立し、フリーランスとして、成功まではしていなくても仕事が取れるよう、今から行動して種をまいていく。


目標を立てられるようになったのは、大学を辞めたおかげだ。
辞めるまでに仕事について真剣に考えたからこそ、今、こうやって本当にしたい仕事を見つけられたし、人生の道筋を立てられたと思っている。

大学を辞めたことを後悔していないし、
だからといって入学したことも後悔はしていない
過去に起こったこと、自分したこと、全て後悔していない
今こうやって少しだけれど先が見えたのならば、それは過去のあらゆる出来事のおかげな訳だし。


11月でやっと来年の目標決まって嬉しい。
なんだかスッキリした。
やるべきことが決まったなら、
あとは行動するだけだ。

よい2024年になりますように。
年明け24歳になる。
今よりもっと、飛躍しますように。

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