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ZRXにクィックシフター
エピソード5
令和2年8〜10月
RevCraft クィックシフター
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クラッチを握らず、しかもシームレスで驚速シフトアップが出来ると言う...
そんなクィックシフターに憧れてあれこれと調べてみるとECUなしのキャブ車でも後付けの製品がある事が分かりました
しかし、どれもウオタニには対応してない事が分かり一度は諦めかけたんですが
RevCraft さんに相談したところ快く製作をしていただく事になりました
なんでもウオタニのコイルは超高性能がゆえ対ノイズ性能と大容量のトランジスタ(MOS-FET)が必要になるらしく、それに合わせた設計をしてからプロトタイプ制作→卓上での模擬テスト→実車テストと言う具合にテストの繰り返しです
そこで私が開発に協力する事になる訳です
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RevCraftさんとのやり取りが始まり、最初はウオタニのデータ取りからだったと思います
そうこうしてるうちにプロトタイプが出来て来ました
最初はセッティングの為にパソコンに繋ぐのもUSBでした(完成型は Bluetoothです)
プロトタイプの時点で良い物だった記憶はあります
実走でのテストを繰り返してはハード側ソフト側、共に何度も改良を加えて行き、多機能で完璧な物が完成したのを覚えています
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こんな話しが有ります
私は細かな注文ばかり言ってはその都度、対応してもらっていたんですが、ある時 RevCraftさんが、お遊びでピットスピードリミッターを実装しました
私はアイデアを閃き、スイッチをモーメンタリにして欲しいと言うと設定ソフトのピットスピードリミッターのスイッチをモーメンタリとオルタネイトに切り替えが出来るようにしてくれました
後はスイッチ類を買い揃えて得意の加工です
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使わないチョークレバーに切り替えスイッチを仕込み、人差し指が届く所にピットスピードリミッタースイッチを取り付け、クラッチスイッチにも配線を引っ張ります
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A→Bボタンとクラッチスイッチの切り替え
B→ピットスピードリミッタースイッチ
C→作動時点灯 LED
ちょっとややこしいですが、クラッチを切ってる間だけ作動するスイッチと、1度押すと作動するスイッチの切り替えをチョークレバーに組み込んだ訳です
何がしたかったかと言えば、擬似的なローンチです
ECUでエンジン回転、車速、輪速を拾い制御する本物のローンチではなく、回転だけ制御しクラッチのスイッチで作動する物で、クラッチスイッチの調整と設定ソフトで回転数を調整する事により、かなりのロケットスタートができるようになりました
このアイデアには RevCraftさんも驚き感心しました
この次の年にTCRシビックのロガーを1年間、見る事になるんですが、まさにピットスピードリミッターを使い擬似的ローンチをスタートに使ってました。ですからTCRシビックのロケットスタートが可能になっていた訳です
自分のアイデアが間違ってなかった事の証明でした
ちなみにピットスピードリミッターを私はこんな風に使ってます
うまく設定すればバイクが吹っ飛んで行く事なくアクセルターンできます(笑)
クィックシフターに興味がある方はRevCraft
お勧です
http://revcraft.tech/
ちなみにRevCraft 製のクィックシフターはRevShifter となり進化しています