ついにエンジン始動! その後は . . .
エピソード53
令和6年11月
組み上がったエンジンに初めて火を入れる時はワクワクする物です
火を入れる前には必ずプラグを抜いて油圧が充分に上がるまでセルを回し続けます
これは大事です
無事に1発でエンジンは掛かりましたが
今回はシリンダーをウェットライナーにやり変えると言う初めての試みなので冷却水がオイルに流入すると言う懸念が有ります
エンジンの慣らしの方法はエピソード36で紹介してますので割愛します
ZRXは冷却水のキャップがタンクの下に有るので厄介です
エンジンに熱が入った時のリークチェックは実機でしなければならないのでタンクを付けずにサブタンクを使い、まずはアイドリングで水温を90℃まで上げてから止め、水が減ってないかのチェックです
水の減りは有りません
この時点でオイルのサンプルを取りました
この色の変化はエンジン組み立て時に各摺動部に塗布したモリブデングリスが溶けた物だと思うので問題は無いと判断しました
サンプルを取るのは変化を目視で比べる為と冷却水が少しでも減ってればオイルを成分分析に出して水が混入していないかの確認をする為です
その後、無事に何事もなく3000回転まで終わったので次は実走での慣らしです
実走の慣らしはまだですが、終わったらオイルのサンプルを取ってからタンクを外して水が減ってないかの確認です
今回はロガーを搭載せずA/F計だけ付けて燃料が薄すくなりすぎてないかだけを見ながらです
理由はキャブのセッティングをゼンマイセッティングサービスさんにお願いするからです
ロガーを付けて実走でのセッティングは危険を伴います前回のセット時に毎夜毎夜、覆面を追い抜き、毎日待ち伏せされるのは懲り懲りです
やはりシャシダイを使ってプロにお任せするのが1番と判断しました
決して面倒くさいからでは有りません(笑)
出来る事はなんでもD.I.Y.でするのは他人に任せるより自分でやった方が安心できるからで、信用できる人には任せる事も有ります
ゼンマイセッティングサービスさんで1月末の予約が取れました
セッティングが終わり何馬力出るか楽しみです
皆さん期待して待っていて下さい