R-18文学賞 Vol.1自縄自縛の私 (2013)
『自縄』からがタイトルな気もするけど
『R-18』からがタイトルなようで
あ行に堂々と鎮座しておりました。
もうタイトルまんま。
文学賞受賞作の映画化なので
原作小説も読んでみたいと思った。
冒頭が
かわいいイラストと
コミカルなテイストで
主人公が自縛に目覚めて
彼氏にバレてフラれて……と、
タイトルのわりに
コメディなのかなと思いきや
自縛の中に
ぜんぶ詰まってた。
エロスも
生きにくい世の中も
うっとうしい家族も
喜怒哀楽を超えた複雑な感情も
ぜんぶ。
自縛を通して
心のバランスを保とうとしたり
何かしら心の拠り所を求めて
生きようとする姿が描かれていて
自縛で人間って描けるんだ、
と驚きました。
18歳を超えた人には
おすすめしたい作品です。
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