中の人紹介します Part.2
中の人(その2)の自己紹介があがりましたね~!
中の人(その1)も初めて知ることが多く、ふむふむ~と言いながら読んでいました。というわけで、今回は(その1)の自己紹介となります。
ちなみに帯の「起業家とうまい酒を飲む」って良い言葉ですよね。大好きです。
1.これまでの経歴
実の親には「あんたはどこで何をしているか本当にわからない・・・」と呆れられる程度には混沌としたキャリアを歩んできました。
・元々教育熱心だった家庭の1人っ子、東京生まれ
・幼稚園~大学まである都内某女子校に入学するも、父親の仕事で海外駐在@フランス、帰国後復学し高校まで通う
・大学も親の意向も踏まえ某国立大学に進学
と、ここまではおそらくよくいる温室ぬくぬくタイプ(個人情報駄々洩れ)
周りの友人達は皆優秀かつ温厚で我ながらとても恵まれています。
が。大学4年の就職活動時に父親が亡くなる&時はリーマンショック真っ只中というダブルパンチをうけた結果、新卒のキャリアを秘書として始めてみたら、気づいたらスタートアップ支援をやっていました。自分でも予期していなかったキャリアを歩んできた37歳です。
キャリアとしては3フェーズに分かれます。主に下記のような感じです。
第1フェーズではアパレル会社で役員クラスの秘書としてスケジュール管理、経営会議等で使用する資料・各種文書の作成を行っていました。「サポートではなく、もっと1人工程で仕事がしたい!」という思いから第2フェーズに移行(転職)しましたが、「社長には社長にしかできない仕事(思考と意思決定)がある」ということを肌で感じることができ、経営者の思考回路を理解するという意味では、無駄ではなかった期間でした。
第2フェーズでは、「1人工程で仕事がしたい!」という思いを存分に叶えていただきました。リクルートジョブズでは審査業務の一部を中国に外注するBPOプロジェクト、RIZAPグループでは新規事業の立ち上げや株主総会の事務局・子会社への希望出向、カカクコムでは新規事業の立ち上げをやるかと思ったらコロナで既存メディア内の不採算サービスの撤退・・・今思うと、未経験の私によく任せてくれたなと思うことばかりなのですが、「熱量と圧倒的当事者意識>能力と経験」と見守ってくれた上司達のおかげで、社内で多くの人を巻き込んで何か1つのことを行う面白さを知ることができました。※過去の在籍会社の皆様、本当にありがとうございます。。
社内で誰もやったことのないことにチャレンジできた・見守ってもらった経験があるからこそ、自分も「既存の殻を破って挑戦する勇気を大事にする」「相手の可能性を信じて伸ばしていく」ことに関心を持つようになりました。
そして、「誰の可能性を信じて応援していきたいか?」となった時に出会ったのがスタートアップやスタートアップを目指す起業家潜在層でした。今の第3フェーズでは、大手企業・ベンチャーキャピタル(以下:VC)と立場は様々ですが、事業会社・自治体のアクセラレーターの企画運営、既存投資先や投資検討先とのコミュニケーションを通じ、一貫してスタートアップ支援に携わってきました。
ご覧の通り前回の(その2)の坂本さんとは全く違うタイプで、「ふらふらとしたキャリア」ともいえるかもしれませんが、その分他の人にはない経験をたくさん出来たとも思います。未知の領域や業種に関わることも抵抗なく、耐性も強い方です。唯一の後悔といえば、学生時代に起業してみなかったこと位でしょうか。
2.スタートアップ支援への興味を深ぼってみる
私は人生3分の2位、旧〇ャニーズの所謂オタクをやっています。
いきなり「スタートアップ支援とどういう脈絡で出てきた話?」と思われるかもしれませんね。
オタクをやっているというと、「推し(好きな人)のどんなところが好きなの?」と聞かれるのですが、私は顔よりも踊りよりも演技よりも(もちろん好きですけど)彼らの「当然のような努力と人生をかけた覚悟」を傍で見て感動する、その時の自分の心の震え(琴線に触れる的な)=自分の心が「ジュワぁ」って音を立てる瞬間に「応援したいなあ」と思うのです。応援することで自分の存在意義を感じられ、相手に感情移入してしまう。
人生でいかにこの「心のジュワぁ」に、数多く出会えるか。
私がスタートアップ支援に興味を持っている理由は、この「ジュワぁ」を感じられる相手に出会える可能性が高いから。
推しがスタートアップだとしたら、今いる立場はテレビ局(より多くマスの目につくような場を提供する)。前職のVCであれば、推しの所属事務所、場合によっては広告代理店(推しを発掘して育成する、もしくはプロモートを一緒にする)なんだろうなと。
失礼を承知で書きますが、どんなスタートアップも最初から順風満帆なわけではない。それが、ビジコンやアクセラ・あるいはVCからの出資を受けて成長していき、フェーズを変え、より多くの人から求められるサービスやプロダクトを作っていき、共感を得ていく。その起業家の信念や覚悟や挫折や奮起を、私自身も勝手に感じてしまって感動してしまうんです。私自身が誰かの推しになる人生(起業する人生)、そんな未来もあるかもしれないですが、今は、自分が多くの人の心を感動させるより、より多くの人と同じ感動を分かち合いたい。そのためにも、1社でも多く、「ジュワぁ」となるような起業家を見つけて、世の中に知ってもらいたい。そんな想いでスタートアップ支援に取り組んでいます。
3.JAインキュベーションプログラム「GROW&BLOOM」の開始を目前にして
第3フェーズに移行してからは、特に数多くのスタートアップに出会ってきました。IPO直前のスタートアップもいれば、起業したてのスタートアップまで、実に様々です。日系スタートアップは、起業し最初の最低限の資金調達をした後の方が本番で、いかに大手企業と協業し実績をつくるかが、次にスケールしていくための足がかりになります。ゼロワンブースターやスカイランドベンチャーズに在籍していた時も、スタートアップを大手企業に接続可能な圧倒的人脈やフォローの有無が、スタートアップのスケール可否に直結することを目の当たりにしてきました。
その姿を間近で見ていて「せっかく優秀なスタートアップや学生に投資をしても協業できる大手側に理解がなかったら、日本はその先何も進まない」と実感せざるを得なかった一方、大手は大手の事情があり、協業するためには多くの根回しは勿論、大手にとってのメリットがなければ協業は成立しないしファーストカスタマーにならないのもまた事実。
だからこそ、JAグループの全国8連が結集して開設されたイノベーションラボであるAgVenture Labがインキュベーションプログラムを開始し、起業家育成をしていくことに価値があると信じています。第1次産業領域に特に強く、圧倒的なアセットを保有しているJAグループでなければ出来ないスタートアップ支援があります。ぜひうちのグループを利用して起業してほしいです。それでスケールして羽ばたいていってくれたら、その時初めて、古き良き時代から続き仕組みをつくってきた者の「ノブレスオブリージュ」を果たしていると思います。
ということで、
3月25日(月)に「GROW&BLOOM」のサイトがオープンします!!!!!
サイトのURLはLINEアカウントにてお知らせ予定です。
ぜひ皆様の応募をお待ちしております。
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