正論で注意すること
「是々非々」
良いことは良い、悪いことは悪い。そう、これは正しいと思っています。疑いようのない言葉です。
最近、この言葉を念頭にした人間関係の維持は難しいと思うようになりました。というのは、正論には、人を傷つける力が絶大だからです。
正論って、人を傷つけ、かつ追い込む力があると思います。その効果は絶大ですが、その分、諸刃の刃となっているのではないかと。
反論できない人は、理論で戦わず、感情で争うようになってしまいます。感情が出てくると、進むものも進まなくなります。
主張が正しいのにも関わらず、物事が停滞してしまうことは、ビジネスの場において(ビジネスでなくても)大きな損失です。
かと言って、すべてを浪花節的に進めていくつもりもありません。すべてはバランスといったところになるのでしょうか。正しい道を進み、時に感情を大切にして、相手に寄り添うこと。
バランスよく…、たとえば食生活もバランスですと言われますね。バランスというグレーな言い回し、あまり好きではないんですけどね。うまく、まとめるにはバランスよくと表現するしかないんですよね。
つまるところ、臨機応変に。
なんでも型にはめたがる自分の悪癖かもしれません。この世、バランスよく臨機応変に進めるしかないっていうことです。
どんなに正しいと思えることでも、あえて主張せず、おさえて、おさえて。