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記憶力アップ!テストや資格勉強に使える暗記術 ~これで東大京大に合格しました~

こんにちは。双子のトコトコ(姉、京大卒)とノソノソ(妹、東大卒)です。

noteを彷徨っていたところ「#わたしの勉強法」というnoteの企画を発見しました。
東大&京大に入った双子が書かないわけにはいきません。急いで筆を取りました。

今回は私たちが編み出した記憶・暗記術について書こうと思います。今は記憶しなくてもスマホで調べられるとはいえ、ある程度の知識はすぐに取り出せるようにしたいですよね。
この記事は、こんな方におすすめです▼

・受験や資格勉強のために暗記が必要な方
・記憶力の衰えを感じる方
・子どもの記憶力を伸ばしたい方

それではさっそく見ていきましょう。


【前提】エピソード記憶で覚える

記憶には、意味記憶エピソード記憶の2種類が存在します。
意味記憶とは「記憶」「暗記」と言われて連想するような勉強で覚えた記憶で、エピソード記憶は個人的な体験が絡む記憶になります。

一般的に、意味記憶よりもエピソード記憶の方が脳に定着しやすいと言われています。理由は下記の通りです。

・時間や場所などの文脈が多いため、思い出す手がかりが多い
・感情が結びつくので鮮明に記憶に残る
・映像が伴うことが多い(映像は長期記憶になりやすい)

確かに、「サフランの日本一の産地は大分県竹田市」と突如言われるよりも、大分の道の駅でサフランを見つけた方が覚えそうですよね。レストランでサフランを使ったパエリアを食べれば、ばっちり覚えられます。

ちなみにサフランは花の雌しべに当たる部分で、10月下旬〜11月半ばの今が収穫時期。11月4日の誕生花なのです。
日本一の生産地は大分県ですが、世界一の生産地はイランだとか。サフラン、イラン…なんて覚えやすいんでしょう…。イランの地理や歴史も気になってきましたね。

このぴょっと出たオレンジ色の雌しべが、香辛料のサフランになります。

話が逸れました。

意味記憶よりもエピソード記憶の方が記憶に残るため、「勉強の暗記が得意」というのは「意味記憶になりがちなものをエピソード記憶に変えるのがうまい」と言い換えられそうです。

そこで、これからは意味記憶をエピソード記憶に変える方法を書いていきます。

意味記憶をエピソード記憶に変換する方法

周辺知識を調べてストーリーに仕立てる

エピソード記憶にするために、覚えるものの本体だけではなく、その周辺知識も関連づけて徹底的に調べます。

先ほどのサフランの例はこれにあたります。「サフランの日本一の産地は大分県竹田市」と言われただけでは、絶対に忘れる自信があります。
先ほどは話が逸れすぎるので止めましたが、私が高校生だったらもっと調べ尽くします。

まず「なぜ大分県で生産されているのか?」が気になるので、大分県の地形や気候や土壌を調べます。この機会に日本全国の気候区分を復習します。イランの気候区分も気になってきたので、世界の気候区分もついでに見直そう。

大分県の形といえば、スヌーピーに似ています。イランはどんな形をしているかというと…
あれ、スヌーピーに出てくるウッドストックの頭の形にそっくり!?大分とイランはスヌーピーで繋がっていたのか〜

もしかして、ウッドストックのあの黄色って、サフランで着色したものだったりして。「サフラン色」ってどこかで見たことあるなと思ったら、インドの国旗に採用されているんだな。

そういえば小学校の時に、クチナシで糸を黄色く染めたことがあったな。クチナシといえばあのジャスミンみたいな甘い香り。世界三大香木の1つ。この前カルディで買った、ジャスミンライスで作ったカオモックガイが美味しかったなぁ。
そうだ、赤色の染色で使われる、サボテンにつく虫の名前はなんだったっけ…?この前化学で習ったアゾ染料も見直しておかなくっちゃ。

「思い出す」と「調べる」の無限ループを回します。

受験が差し迫った受験生であれば適当なところで切り上げる必要がありますが、それ以外の方はとことん追求してみましょう。もちろん社会人の方もです。

なぜここまでするかというと、記憶を取り出すフックをたくさん作るためです。
世界の気候区分がどうしても思い出せなかったとしても、試験監督が巻いているサフラン色のスカーフが目に入ったら、パッと思い出すかもしれません。

さらに、サフランの話が出てきた経緯、サフランの花の形、先生の雑談など周辺知識はすべてメモしておきます。そうすることで記憶に定着しやすくなります。

サフランイエロー

ちなみになぜサフランを出したのかというと、最近ハマっているYoutubeチャンネル「Tasting History」でサフランの回を見たからです。
このYoutubeは食べ物の歴史が学べることに加え、英語の勉強にもなるのでおすすめです…!最近はずっとこれを聞いています。

見えるところに張り出して「思い出す」練習をする

暗記する時に勘違いしがちなのは「暗記=覚えることが大事」と思ってしまうことです。

しかし、それよりも重要なのは、記憶の引き出しを引っ張り出す脳の”動作”です。なので「覚える」よりも「思い出す」脳の働かせ方を意識しましょう。

<具体的なやり方>

写真は現在の実家の洗面台です。数学や英単語、物理の公式などのメモの名残があります。
受験生の時は、歯磨きや髪の毛を乾かしている時にこのメモを見ながら「そういえばこんな公式あったな」と思い出していました。公式を思い出したらついでにその式を使った例題や、その式を教えてくれた先生の雑談を思い出します。

これらの「思い出すフック」は洗面所に限りません。我が家のリビングやお手洗いの壁には、英単語や地図が貼ってありました。

さらに、ノートや参考書の表紙に公式を書いたり、スマホのメモの見えるところに英単語を貼ったりして、無意識レベルで思い出すクセをつけていました。

覚えことを人に話してアウトプット

「覚えたことを誰かに話す」ことは非常に有効です。人に話せるレベルまで理解していることが求められますし、口を使うことで記憶が定着します。

相手がいることで、相手に伝わるように説明する能力が身につき、それは添削者にわかりやすいように解答する力につながります。
また、相手に質問してもらえると、自分が理解できていなかったポイントに気づくことができます。

よく「話す人がいなかったら、ペットや人形に向かって話せばいい」という記載を見かけますが、ここはぜひ人に向かって話してみてください。

私たちの場合、同い年で同じ学校だったので、授業で習うことも同じです。よく「双子で切磋琢磨したから東大京大に受かったんでしょ」と言われますが、双子の利点はここで遺憾無く発揮されました。

その日に学んだことを話し合ったり教え合ったりすることで、アウトプットとフィードバックの高速回転が実現しました。
このサイクルにかなうものはありません。ぜひ一緒に勉強する仲間を見つけてやってみてください。

学んだことを書いて整理する

覚えるためには「書く」ことも有効です。
覚えたいことがあったら実際に書いてみましょう。手を動かすことで、体でも覚えられます。

書き出してみると、スペルを間違えていたり、漢字の書き方が分からなかったことに気づくこともあります。

書き出す時にノートやルーズリーフにまとめるのもおすすめです。まとめる際は矢印やイラストを使って、単語ではなくストーリーで覚えることを意識します。

上記は中学3年生の時に日本史をまとめたものです。
図や矢印で出来事の因果関係がわかるようにしており、1つを思い出すと芋づる式にすべてを思い出せるようにしています。しかし、字が汚すぎますね笑。全然参考にならなくてすみません。

自分に合った覚えやすい書き方があると思うので、ご自身で工夫してみてください。

どうしても覚えられないものは、歌う

覚えなきゃいけないもので、どうしてもストーリー性を持たせられないものってありませんか。
例えば中学時代に覚えた副助詞。語呂合わせで覚える人もいるようですが、その語呂も覚えにくくてお手上げでした。

そこで、当時流行りだったAKBの「Everyday、カチューシャ」に合わせて歌っていました。

は、も、こそ、さえ、でも、しか、など、ばかり、だけ、ほど、くらい、など、なり、やら、か、きり、ずつ、とか
(カチュ〜シャ〜♪のサビと合わせて)

はい、いまだに覚えています。双子で副助詞〜AKBver〜を歌っていたので、妹も覚えていると思います。

人間は文字がなかった時代、伝えたいことを歌にして口承したと言われています。この方法は人間の脳に合っているのかもしれませんね。
YOASOBIの「夜に駆ける」の歌詞は歌になっているから覚えられると思いませんか。

どうしても覚えられないものは、好きな曲のリズムに乗せて叩き込むことをおすすめします。

まとめ

さて、今回は記憶術について書かせていただきました。

中高生時代は「ドラえもんの暗記パンが合ったらいいのに」と何度思ったことか分かりません笑。
しかし、覚える過程で知的ネットワークを広げることは楽しいですし、その力は生きる力にもつながると考えています。

ただ暗記力を測るのではなく、断片的な知識を組み合わせて創造性を発揮するような試験だったらいいのにと思います。

勉強関連については最近ネタ切れです。リクエストをお待ちしています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
有益な情報を発信していきますので、今後とも双子をよろしくお願いいたします🐼
(この記事は執筆トコトコ、校正ノソノソでお送りしました)


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ノソノソとトコトコ|東大&京大卒の双子
最後までお読みいただきありがとうございました😊 チップをいただけると、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」に出てくる、美しいサファイアが届けられた若い劇作家のように執筆がはかどります。 「これは誰か、熱烈なファンからのものだ。 これで芝居が完成できる!」