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晩ごはんは、何にしよう?と考えてくれた夫の話

桜の季節。一年前は、お腹に赤ちゃんが居ると知ってしばらくたった頃だったため「来年は家族3人でお花見をしようね」と夫とふたりでお腹をさすりながら桜の木の下でお弁当を食べていた。それもあってか、今年のわたしのお花見欲はかなり強く、家族や友人と、すでに計3回もお花見をした。無事、息子と一緒に春を迎えることができ、ほくほくとするような温かい心地を味わった。



このたび、夫に「半休をいただきたい」とお願いしてみた。昨年11月に息子を出産してから、まともな「お休み」ってあったかな、ないかな…いやきっとない。今回、久しぶりに美容室へ行くタイミングだったこともあり、夜ご飯と息子のお風呂を夫に任せ「半休」をもらうことにした。

美容室の予約時間まで1時間弱は余裕がありそうだ。なにしよう?雑貨屋めぐりでもするかなー!



一方、晩ごはんを任せられた夫は、前の日の晩から何がいい?とか、何が冷蔵庫にある?とか聞いてくる。おうおう、いいぞいいぞ。毎日献立を考えるって大変なんだぞ、思い知れ(笑)
朝になると、ポークケチャップにしようかな、鶏もも肉のトマト煮込みにしようかな、とボヤき始めた。メインは、トマト系のメニューで固まってきたらしい。お昼ごろになると、冷蔵庫の中を除いたり、スマホで何やら検索したり。


トマト缶を全部使ったら多いよね?サラダに使える野菜って何かあるかな?大玉のトマトも買っておけばよかったかな?…質問が多い。そして、迷走している。そんな夫の姿が面白いし、なんだか微笑ましくなってきた。さて、わたしは出かけるぞ。息子のお守りをよろしく!

そういえば、夫に「もうちょっと考えてよ!」とイライラさせられることがある。特に夫の仕事が休みの日。こちらはいつも通り家事をして授乳をして、バタバタしている傍らで、テレビをぼんやり見たりスマホをイジったりされると「見たいと思って見ている番組なの?」「なんとなくのスマホ時間では?」などなど、事前に考えられて使っていないであろう時間を非常に勿体なく思う。
さらに「そろそろ息子の服も買い足さなきゃ」「これから公園へ行くのに息子の荷物はあれとこれを入れて」とか、わたしだけが考えてるんじゃないの?と心のなかで紛糾していることがここ最近しばしば。家事をやってほしい・手伝ってほしい、というよりは「考えていてほしい」が強いかもしれない。

だからか、今回晩ごはんを一生懸命考えてくれてる夫に対してとても嬉しく・ありがたく思っている。すでに食べる前でもおいしい食事になっている。


反対に夫もちょっとは考えてよ、とわたしに思うこともあるだろう。休みの日はゆっくりしたい気持ちもわかるし…。いつも「わたしばっかりが考えている」と眉間にシワを寄せるのは辞めよう。夫はわたしに何を考えていてほしいのか、何を共有しておきたいのか、訊ねてみよう。「何もないよ」とポカンとされるかもしれないけども…。



そうして、わたしは雑貨屋をめぐり、髪も切ってさっぱり。なんだかもう充分元気をチャージできたのだけれど、これから待ちに待った晩ごはんの時間。

鶏もも肉のトマトクリーム煮

メインは鶏もも肉のトマトクリーム煮だった。わざわざ低温調理までしたらしい。きのこも入ってておいしい。「おいしいよ」と感想を言うと、喜んでいた。まず鶏肉を焼いて、それから、と作った手順や大変だったポイントを話しはじめた。きっとこれは夫が聞いてほしかったことかな!


昨日から寝返りをし始めた息子。夫は息子の寝返りが1番大変だったらしい。
「料理をしているあいだもすぐ寝返りして、すぐマットから飛び出すし、自分では元の仰向けに戻れなくてしんどくなるらしい。そうなると機嫌が悪くなるし、目が離せなくて大変だった。」とのこと。一緒に寝返り対策を考えなきゃね。

そんなエピソードが添えられた晩ごはんは最高においしかったよ!お疲れさま、ありがとう!


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