スキ数が伸びた文章術
『スイカを頭で割るコツ』という記事に80↑ものスキをいただいたあごひげ20cmです。自己新記録でした。
『今日の注目記事』というnote公式マガジンにも取り上げられ、多くの人に楽しく読んでもらえたようで嬉しい限りです。
ところで、スイカ割り記事を書く際に自分はとある文章術の本を参考にしました。「分かりやすくておもしろい文章」を書くための本です。
この記事では、本から学んだ文章術をどう活かしてスイカ割り記事を書いたかをご紹介します。よしなに。
0. 文章術に出会うまでの文章
まず文章術に出会う前の自分はどんな文章を書いていたのでしょう。
自分は、小学生の頃から国語という科目が嫌いでした。特に作文。
説明的/論理的な文章ならまだ書けるのですが、感情や感覚を表現することにニガテ意識がありました。
ニガテだからこそ、自分の文章は説明的で冗長すぎるきらいがあります。
表現が下手くそという自覚があり、誰が読んでも誤解されないように細かく描写する。すると文章が長くなってしまって、やっぱり表現が下手くそだ…と感じる無限ループ。
▼実例として過去記事から抜粋してみましょう。一文が長くて読みづらいですね。
そんな感じだから就職活動のエントリーシートも苦労しました。300字を埋めるのに3時間かかる有様。それだけ時間をかけてもなかなか書類選考を通過できず、精神的に疲弊する日々でした。
社会人になってビジネス書を色々と読み始めた中で、『言葉ダイエット』という本に出会いました。「ビジネス文章を洗練させる」主旨の本です。
著者がコピーライターなので「人を惹きつける面白い文章を書く方法」も紹介されています。この本から学んだことを詰め込んで書いたのが『スイカを頭で割るコツ』でした。
以下では、この本のエッセンスを紹介して、記事のどこにその要素を活かしたのかを解説していきます。
1. 文章のムダを省くと読みやすい
だらだらと長々と書かれた文章は読みにくい。だから文章のムダを省くことが大切です。これぞ「言葉ダイエット」の神髄。本の帯にも「1文は40字以内」と書かれています。
さて、スイカ割り記事を書き上げたあと、自分はムダを省く方針で記事を推敲しました。
▼冒頭の1セクションを見てください。テンポが良いですね。一番長い文章でも40字以下です。
ちなみに推敲前の文章は「スイカを割ることになった経緯」や「この記事を書くまでの経緯」を長々説明していました(隙あらば自分語りの典型例)。
でも『スイカを頭で割るコツ』という主題と無関係だと気付いて、そういった脱線要素は切り捨てました。結果、2,000字以上あったのが1,400字までダイエット。読みあじスッキリになったと思います。
2. 発見がある文章はおもしろい
おもしろくて読みたくなる文章、それは読者にとって発見がある文章だ。
これは自分にとってこの本で一番の"発見"でした。それまでの自分は、起承転結のような「話題の展開」こそが文章の面白さだと考えていたからです。小説のように、読者がじっくり読んでくれる文章であれば話題の展開は確かに重要でしょう。
しかし読んでもらえる確証がない媒体では、まず「発見」で読者を引き付ける必要があるのです。例えば、エントリーシートやSNS投稿。広告のキャッチコピーなんかは最たる例ですね。
▼では、スイカ割り記事にはどんな「発見」を埋め込んだのでしょう。
ひとつひとつは小さな発見であっても、重ねて繰り出すことで最後まで文章を読んでもらえる推進力になります。読者にとって身近な発見、イメージしやすい発見であることがミソです。
最後に
『言葉ダイエット』という本の真の目的は読みやすい文章を書くことです。文章を短くする以外にも、読みやすくするためのノウハウが色んな観点から紹介されています。この記事では紹介していないテクニックも満載です。
個人的にオススメな箇所は「発見」を見つける方法論。コピーライターである著者の言葉には説得力があり、真似したくなるものでした。
エントリーシートを書く就活生や、ビジネスメールを書き始める新入社員にぜひ読んでほしい本です。人生の智慧として永く活用できるでしょう。
以上、おふざけで書いた記事が意外と注目を浴びてしまい、釈明したくなったあごひげ20cmがお送りしました。
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