(aan,w030,⏩720p👍) 陸亀と鷲 / THE TORTOISE AND THE EAGLE

✅英３回＋和１回セットです💙画質720p推奨💙

YouTube右下の 設定・ギヤ(="⚙")から画質 720p を選択して下さい。
動画再生しない時は 右下"YouTube.comで視聴する" をクリックして下さい。

✅このお話の教訓は？（ルビ無）

"(S){Foolish curiosity and vanity} (M)often (V)lead (Mv){to misfortune}."
　『(S)愚かな好奇心と虚栄心は(M)しばしば(Mv)不幸に(V)繋がります』

と云う教訓も添えられている此の寓話ですが、裏側を読んでみれば『一度だけならどんな願いも叶えられる』と云う暗示を引き出す事も出来るでしょう。

それでもやはり、叶わぬ願いが叶った直後に人生の幕を閉じる事も良くある話なのでしょう。
此れは生きる意味を無くした／生き甲斐を無くしてしまったしまったからと言い替えても同じ事です。

若しかすると、人は願いを叶えるまでの間が幸せで居られる存在なのかもしれません。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 英文＆翻訳和文（ルビ無）

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　THE TORTOISE AND THE EAGLE ．

　A Tortoise ， lazily basking in the sun ， complained to the sea-birds of her hard fate ， that no one would teach her to fly ．
　An Eagle hovering near ， heard her lamentation ， and demanded what reward she would give him ， if he would take her aloft ， and float her in the air ．
　“ I will give you ， ” she said ， “ all the riches of the Red Sea ． ”
　“ I will teach you to fly then ， ” said the Eagle ； and taking her up in his talons ， he carried her almost to the clouds ，
　when suddenly letting her go ， she fell on a lofty mountain ， and dashed her shell to pieces ．
　The Tortoise exclaimed in the moment of death ： “ I have deserved my present fate ； for what had I to do with wings and clouds ， who can with difficulty move about on the earth ？ ”
　If men had all they wished ， they would be often ruined ．

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　陸亀と鷲

　陸亀は物憂げに太陽の光を浴びながら、海鳥達に彼女の不公平な運命について不平を言っていました、曰く、『誰も彼女（亀）に空の飛び方を教えようとしてくれない』と云うのです。
　近くを彷徨いていた鷲は、彼女（亀）の悲嘆の声を聞き、
　そして、亀が鷲に渡せるであろう報酬全部を要求しました、若し鷲が亀を高い場所に連れて行き、そして、空に亀を浮かせられたなら、と。
　「私（亀）は貴方（鷲）に差し上げましょう」、亀は言いました、「紅海の富の全てを！」
　「それならば、私（鷲）は貴方（亀）に飛び方を教えよう」、鷲はそう言いました。そして、鷲の鈎爪で掴んで亀を持ち上げ、鷲はもう少しで雲に届く所迄亀を運びあげて、～
　其の時突然亀を放したのです！、亀は聳え立つ山に打ち当たり、そして彼女の甲羅をバラバラに打ち砕きました。
　亀は死ぬ間際に叫びました、「私には自分の今の運命が相応しい、何故なら、凡そ地面の上でさえやっとの事で動く事が出来る私が、翼や雲と共に一体何をしなければならないと云うのだろう？」
　もし誰かが、其の者自身の望む全ての物を手に入れられたなら、彼等が（其れに因って）破滅させられる事も良くある事だ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

✅逐語訳＆構文解説はこちら

■ このお話の教訓は？（ルビ有）

"(S){Foolish curiosity and vanity} (M)often (V)lead (Mv){to misfortune}."
　『(S)愚おろかな好奇心こうきしんと虚栄心きょえいしんは(M)しばしば(Mv)不幸ふこうに(V)繋つながります』

と云いう教訓きょうくんも添そえられている此この寓話ぐうわですが、裏側うらがわを読よんでみれば『一度いちどだけならどんな願ねがいも叶かなえられる』と云いう暗示あんじを引ひき出だす事ことも出来できるでしょう。

それでもやはり、叶かなわぬ願ねがいが叶かなった直後ちょくごに人生じんせいの幕まくを閉とじる事ことも良よくある話はなしなのでしょう。
此これは生いきる意味いみを無なくした／生いき甲斐がいを無なくしてしまったしまったからと言いい替かえても同おなじ事ことです。

若もしかすると、人ひとは願ねがいを叶かなえるまでの間あいだが幸しあわせで居いられる存在そんざいなのかもしれません。

※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。

■ 発音記号付き英文＆読み仮名付き和文

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　THEðə TORTOISEtˈɔɚṭəs ANDænd THEði EAGLEˈigəl ．

　Aə Tortoisetˈɔɚṭəs ， lazilyˈlæzəli baskingˈbæskɪŋ inɪn theðə sunsʌn ， complainedkəmˈpleɪnd totu theðə sea-sibirdsbɝdz ofʌv her(h)ɚ hardhάɚd fatefeɪt ， thatðæt nonoʊ onewʌn wouldwʊd teachtiʧ her(h)ɚ totu flyflaɪ ．
　Anən Eagleˈigəl hoveringˈhʌvɝɪŋ nearníɚ ， heardhˈɚːd her(h)ɚ lamentationlæ`məntéiʃən ， andænd demandeddɪˈmændəd whatwʌt rewardrɪwˈɔɚd sheʃi wouldwʊd givegɪv himhɪm ， ifɪf hehi wouldwʊd taketeɪk her(h)ɚ aloftəˈlɔft ， andænd floatfloʊt her(h)ɚ inɪn theði airéɚ ．
　“ Iaɪ willwɪl givegɪv youju ， ” sheʃi saidsɛd ， “ allɔl theðə richesˈrɪʧəz ofʌv theðə Redrɛd Seasi ． ”
　“ Iaɪ willwɪl teachtiʧ youju totu flyflaɪ thenðɛn ， ” saidsɛd theði Eagleˈigəl ； andænd takingˈteɪkɪŋ her(h)ɚ upʌp inɪn hishɪz talonsˈtælənz ， hehi carriedˈkærid her(h)ɚ almostˈɔlˌmoʊst totu theðə cloudsklaʊdz ，
　whenwɛn suddenlyˈsʌdənli lettingˈlɛtɪŋ her(h)ɚ gogoʊ ， sheʃi fellfɛl onɔn aə loftyˈlɔfti mountainˈmaʊntən ， andænd dasheddæʃt her(h)ɚ shellʃɛl totu piecesˈpisəz ．
　Theðə Tortoisetˈɔɚṭəs exclaimedɪkˈskleɪmd inɪn theðə momentˈmoʊmənt ofʌv deathdɛθ ： “ Iaɪ havehæv deserveddɪˈzɝvd mymaɪ presentˈprɛzənt：形 fatefeɪt ； forfɚ whatwʌt hadhæd Iaɪ totu dodu withwɪð wingswɪŋz andænd cloudsklaʊdz ， whohu cankæn withwɪð difficultyˈdɪfəkəlti movemuv aboutəˈbaʊt onɔn theði earthˈɚːθ ？ ”
　Ifɪf menmɛn hadhæd allɔl theyðeɪ wishedwɪʃt ， theyðeɪ wouldwʊd bebi oftenˈɔfən ruinedˈruɪnd ．

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
　陸亀りくがめと鷲わし

　陸亀りくがめは物憂ものうげに太陽たいようの光ひかりを浴あびながら、海鳥うみどり達たちに彼女かのじょの不公平ふこうへいな運命うんめいについて不平ふへいを言いっていました、曰いわく、『誰だれも彼女かのじょ（亀かめ）に空そらの飛とび方かたを教おしえようとしてくれない』と云いうのです。
　近ちかくを彷うろ徨ついていた鷲わしは、彼女かのじょ（亀かめ）の悲嘆ひたんの声こえを聞きき、
　そして、亀かめが鷲わしに渡わたせるであろう報酬ほうしゅう全部ぜんぶを要求ようきゅうしました、若もし鷲わしが亀かめを高たかい場所ばしょに連つれて行いき、そして、空そらに亀かめを浮うかせられたなら、と。
　「私わたし（亀かめ）は貴方あなた（鷲わし）に差さし上あげましょう」、亀かめは言いいました、「紅海こうかいの富とみの全すべてを！」
　「それならば、私わたし（鷲わし）は貴方あなた（亀かめ）に飛とび方かたを教おしえよう」、鷲わしはそう言いいました。そして、鷲わしの鈎爪かぎつめで掴つかんで亀かめを持もち上あげ、鷲わしはもう少すこしで雲くもに届とどく所ところ迄まで亀かめを運びあげて、～
　其その時とき突然とつぜん亀かめを放はなしたのです！、亀かめは聳そびえ立たつ山やまに打うち当あたり、そして彼女かのじょの甲羅こうらをバラバラに打うち砕くだきました。
　亀かめは死しぬ間際まぎわに叫さけびました、「私わたしには自分じぶんの今いまの運命うんめいが相応ふさわしい、何故なぜなら、凡およそ地面じめんの上うえでさえやっとの事ことで動うごく事ことが出来できる私わたしが、翼つばさや雲くもと共ともに一体いったい何なにをしなければならないと云いうのだろう？」
　もし誰だれかが、其その者もの自身じしんの望のぞむ全すべての物ものを手てに入いれられたなら、彼等かれらが（其それに因よって）破滅はめつさせられる事ことも良よくある事ことだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━