(aan,w006,音声動画) 蝙蝠と鼬達 / THE BAT AND THE WEASELS
✅「どこでも住めるとしたら」コンテスト用追加文
叶うなら、不届き者の居ない地域・社会に住みたいです。
✅英3回+和1回セットです💙画質720p推奨💙
✅このお話の教訓は?(ルビ無)
2000年前に蝙蝠が鼠の仲間かそうで無いのかで議論が分かれていたであろう事を示す此の一遍。
現代では、コウモリ目はウマ目やネコ目と同じペガサス野獣類に分類されていて、詰まり、鼠よりは馬や猫に近い哺乳類なんだそうです。
今の時代に此の寓話を科学的見地に立って書き直すのならば、蝙蝠は自分は馬だと言い、猫だと言い、更に鼠だと言い、最後に蝙蝠だと言って危機を乗り越える話に為るやも知れません(誰ぞこんな感じで漫画にでも描いてくれると嬉しいです)。
此の寓話では『常に状況を把握・確認し、適切な行動を選ぶのが賢明な生き方である』と明確に教え諭している訳ですが、現代日本では何が賢明な生き方か?、と云う以前に賢明に生きるべきだと云う事すら殆どの人が教わって居ないのでは、と思っていたりもします。
昨今のスシロー等での不心得者の騒動に関しても、あれは愚か者の行為なのだから公の場では行わない様にしなさい、と、どれだけの親や教師が子供や学生に対して戒めているのでしょう?
悪事/凶行/悪行/非行/不義/不正行為 等は何れも人の未熟さの発露であり、世界や社会に出て荒波に揉まれるのを拒み続け、大人に成れず幼稚な侭で居続けたいと云う甘えから来るものだと思うのですね。
ですが、多くの場合、世の中は解釈の仕方や捉え方で、生きていく価値のある世界に為るのですから、其々の状況でもうちょっと利口な立ち回り方を考えて貰うべき、諭して貰うべき だと思いませんか?
※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。
■ 英文&翻訳和文(ルビ無)
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THE BAT AND THE WEASELS .
A Bat falling upon the ground was caught by a Weasel , of whom he earnestly besought his life .
The Weasel refused , saying , that he was by nature the enemy of all birds .
The Bat assured him that he was not a bird , but a mouse , and thus saved his life .
Shortly afterwards the Bat again fell on the ground , and was caught by another Weasel , whom he likewise entreated not to eat him .
The Weasel said that he had a special hostility to mice .
The Bat assured him that he was not a mouse , but a bat ; and thus a second time escaped .
It is wise to turn circumstances to good account .
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蝙蝠と鼬達
地に落ちたとある蝙蝠は、鼬に依って捕まえられてしまったのです。
蝙蝠は、鼬にひたすら彼(蝙蝠)の命を(助けて欲しいと)懇願しました。
鼬は拒否して、斯う言ったのです、『蝙蝠は生まれつきの全ての鳥の敵である』、と。
蝙蝠は、鼬に『蝙蝠は鳥ではなくて、鼠なのです!』と自信を持って請け合いました。そして、何とか蝙蝠の命は助かったのでした。
少し経った後、蝙蝠は再び地に落ち、そして、別の鼬に捕まって、蝙蝠は同じ様に鼬が彼(蝙蝠)を食べないように懇願しました。
鼬は言いました、鼬は鼠に対して特別な敵意を持っている、と。
蝙蝠は、彼(蝙蝠)が鼠ではなく蝙蝠であると鼬に確約し、其の様にして2度目の逃亡を果たしました。
個々の状況を有効に利用する事こそ、賢明な生き方です。
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✅逐語訳&構文解説はこちら
■ このお話の教訓は?(ルビ有)
2000年前に蝙蝠が鼠の仲間かそうで無いのかで議論が分かれていたであろう事を示す此の一遍。
現代では、コウモリ目はウマ目やネコ目と同じペガサス野獣類に分類されていて、詰まり、鼠よりは馬や猫に近い哺乳類なんだそうです。
今の時代に此の寓話を科学的見地に立って書き直すのならば、蝙蝠は自分は馬だと言い、猫だと言い、更に鼠だと言い、最後に蝙蝠だと言って危機を乗り越える話に為るやも知れません(誰ぞこんな感じで漫画にでも描いてくれると嬉しいです)。
此の寓話では『常に状況を把握・確認し、適切な行動を選ぶのが賢明な生き方である』と明確に教え諭している訳ですが、現代日本では何が賢明な生き方か?、と云う以前に賢明に生きるべきだと云う事すら殆どの人が教わって居ないのでは、と思っていたりもします。
昨今のスシロー等での不心得者の騒動に関しても、あれは愚か者の行為なのだから公の場では行わない様にしなさい、と、どれだけの親や教師が子供や学生に対して戒めているのでしょう?
悪事/凶行/悪行/非行/不義/不正行為 等は何れも人の未熟さの発露であり、世界や社会に出て荒波に揉まれるのを拒み続け、大人に成れず幼稚な侭で居続けたいと云う甘えから来るものだと思うのですね。
ですが、多くの場合、世の中は解釈の仕方や捉え方で、生きていく価値のある世界に為るのですから、其々の状況でもうちょっと利口な立ち回り方を考えて貰うべき、諭して貰うべき だと思いませんか?
※ このお話には多くのバリエーションがありますので、ここに書いた教訓が好みでない方々は別の人のお好みの解釈をお選びください。
■ 発音記号付き英文&読み仮名付き和文
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THE BAT AND THE WEASELS .
A Bat falling upon the ground was caught by a Weasel , of whom he earnestly besought his life .
The Weasel refused , saying , that he was by nature the enemy of all birds .
The Bat assured him that he was not a bird , but a mouse , and thus saved his life .
Shortly afterwards the Bat again fell on the ground , and was caught by another Weasel , whom he likewise entreated not to eat him .
The Weasel said that he had a special hostility to mice .
The Bat assured him that he was not a mouse , but a bat ; and thus a second time escaped .
It is wise to turn circumstances to good account .
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蝙蝠と鼬達
地に落ちたとある蝙蝠は、鼬に依って捕まえられてしまったのです。
蝙蝠は、鼬にひたすら彼(蝙蝠)の命を(助けて欲しいと)懇願しました。
鼬は拒否して、斯う言ったのです、『蝙蝠は生まれつきの全ての鳥の敵である』、と。
蝙蝠は、鼬に『蝙蝠は鳥ではなくて、鼠なのです!』と自信を持って請け合いました。そして、何とか蝙蝠の命は助かったのでした。
少し経った後、蝙蝠は再び地に落ち、そして、別の鼬に捕まって、蝙蝠は同じ様に鼬が彼(蝙蝠)を食べないように懇願しました。
鼬は言いました、鼬は鼠に対して特別な敵意を持っている、と。
蝙蝠は、彼(蝙蝠)が鼠ではなく蝙蝠であると鼬に確約し、其の様にして2度目の逃亡を果たしました。
個々の状況を有効に利用する事こそ、賢明な生き方です。
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