「深夜のダメ恋図鑑」に出てくる珍獣について。
「図鑑」っていうのがいいですわね。「昆虫図鑑」、「動物図鑑」、「人体図鑑」「阪神タイガース図鑑」とか大好きです。誰か買って♡直筆サインあげる。漫画をはじめ、本の形をしているものが好きなんですよ。特に、他人に聞いたら怒られるようなことや生きている時代がかぶっていない人たちの生き様、不思議なものについても知ることができるのがいいですね。
そして、中3以来で珍獣という単語を使いました。みなさんは珍獣と聞いて何を思い浮かべますか?今回は、実在するのに虚構の存在だと思われたかわいそうな生きもののお話をします。
「深夜のダメ恋図鑑」を簡単に説明します。三人の女性がそれぞれ接したダメ男たちの生態が描かれています。二年前に1~3巻まで読んで、こないだ4~6巻を読みました。
あくまでも「女性が見た」ダメ男なので「ここがダメかあ・・それを言っちゃおしめえよ」と思う人もいます。「うわ、これ俺じゃん。陰でけちょんけちょんにしてもいいけど直接言わないで・・・メンタル弱いから・・・」ってなったりもします。エゴサできますって人は僕よりメンタル強いです。
そんな中で僕が見ても「これは擁護できないわ」「俺も怒っていい?」
「ボーっと生きてんじゃねーよ」ってなった人もいます。
その人は家事がなんにもできない系男子です。1巻から6巻までそれなりに登場してるので人気?キャラなんだと思います。いちおう男なので基本的には男性の味方したいですよ。ですが、この手合いは擁護する気にもなれませんね。残念ながら。
家事やってるとこでゴロゴロされるのを見るのは精神的に辛いです・・・。
女性が料理をし続けるのはキツイ、と僕は思います。は?と思ったあなたね。夏場に火のそばで動きながら何品も作ったりしてみてくださいよ。僕、やりました。何週間か、平日だけですがやりました(そんな程度で偉そうに文句垂れてごめんなさい)。お湯を沸かしながら洗濯もの取り込んだりもしました。その頃は就活終わってましたが体力的にかなりつらかったです。
大人数用の料理を作り続けた女性が15キロやせたという話も聞いたことがあります。IHであっても、加熱調理をする以上水蒸気が出ますよね。キッチンの湿度が上がることには変わりありません。調理場はサウナと化します。考えただけでしんどくなってきた・・・。
自分でご飯を作るようになってから母親の偉大さが分かりました。「今まで暑い時も寒い時もご飯を作ってくれてありがとう」と伝えました。
そんな苦労を知らないでゴロゴロしてるだけの人でも、生活費などなどお金を払ってくれるなら僕はまだ暮らせます。ですが、家賃を払っているのは女性の方だそうです。何の罰ゲームなんだよ。この女性の前世は「蜘蛛の糸」のカンダダなの?そうでもないと納得できん。そんな生活に耐えるのってもはやスポ根漫画ですわね。大リーグボール養成ギプスを身に着けて生活したり、ジャブをえぐりこむように打ったりとかさ。
ダメ男は月に代わってお仕置きしてやりてえと彼女に思われていても、仕方ないわね。
色々書きましたが、今まで自分が考えてた理屈が通用しない人は世の中に割といます。人に出会う以外で「自分の理屈が通じない人」を受け入れる手段の一つが「生物多様性を学ぶ」ことだと思います。
哺乳類は卵では増えない、と習ったあなたへ。その説明、例外があります。「カモノハシ」という生き物、ご存知ですか?オーストラリアにいます。
哺乳類なのにアヒルやカモのようにクチバシ、みずかきを持っています。オスは毒を分泌し、挙句の果てに卵で増えるんです。
初めてカモノハシを見た科学者たちは「フェイクだろ」と考えるほど生物学の常識が通用しない生き物なんです。でも、実在する。
調べれば調べるほど謎が増えていく。それが生き物の面白さだと思います。
ダメ男とてカモノハシと同じです。
「(自分の常識が通じない人が)でたわね。」
「自分の常識が通じないけど、こいつは確かに今ここに生きているんだ」と、受け入れてからが本題ですわね。