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2022年2月19日~21日 やりたくないものはやりたくない

【2月19日】
中学2年生の秋、私は学級委員になりかけた。

男子からひとり、女子からひとり選ぶ。クラスは30人ぐらいで、男女の比率はほぼ半々。ふさわしいと思う人の名前を紙に書いて、箱に入れる。

私は男子部門で最も多くの票を得た。しかし私は学級委員になりたくない。行事があるたびに皆を並ばせたり、静かにしろと指示を出したりしなければならない。こんな役職につきたくない。

唯一のメリットは内申点に加算されることだろう。高校受験の際に役立つ。でもそんなものには興味がなかった。当座の仕事が増えることのほうが嫌だった。

担任の教師が受け入れるよう説得しに来たが、私は拒み続けた。そうしているうちに、別の男子が「自分がやりたい」と申し出た。彼が学級委員になった。

私の中学には「生活記録ノート」というものがあり、その日にあったことを書いて教師に提出する義務があった。私は上記の話を書いた。教師は「みんなの気持ちを考えてほしかったですね」と書いてきた。

私は「みんなの気持ち」に応えるために、なりたくない学級委員になるべきだったのだろうか。答えは当時も今も変わらない。「NO」だ。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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