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積極的マンネリ 2023年4月【3】
スティーブ・カウフマン
20もの言語を話せる、ポリグロット(多言語話者)の有名人。語学習得の秘訣を発信し続けています。彼のメッセージは至ってシンプル。「好きなコンテンツを、たくさん読んで、たくさん聴く」。これだけです。
これをたくさんの言語でくりかえし言い続けています。偉大なるマンネリです。長年の視聴者は、彼が口を開く前から、何を言うか知っています。それでも聴き続けています。
宗教家
宗教家もそうではないでしょうか。「大丈夫、あなたは救われます」と言い続けます。たとえば浄土教では、生きとし生けるものはすべて救われる。もうはっきり決まっています。内容は決して変わりません。それでも人は、宗教家から、それを聴き続けたいわけです。
「愛している」
言うことが変わらないからこそ聴き続けたい。女性向けの恋愛作品ではよく、常にパートナーから「愛している」と言われたいと書かれています。いつも同じだから、たまには「愛していない」と言ったほうがいいのか。いいえ、そんなことをしてはいけません。愛の言葉は、マンネリでないといけないようです。
水戸黄門
「水戸黄門」もそうですね。印籠を冒頭で出したら、視聴者から苦情が来るでしょう。8時45分頃に出すというマンネリを守る必要があります。
懐メロ歌謡ショー
懐メロ歌謡ショーにおいては、むしろ新曲があってはならないのです。あってもいいですが、おそらくしらけます。トイレタイムになりかねません。歌手の中にはこれに悩まされる人もいそうですが、とにかくマンネリこそがいいという世界があるのです。
マンネリ肯定
この記事はほし氏さんの記事に触発されて書いたものです。
「同じ内容で書くことを本人が肯定できるかどうか」が、ブログ継続の根幹かもしれないということです。
リアルで同じ話をくり返していると「またその話か」と嫌な顔をされます。しかしネット上で発表する場合には、あまり言われないものです。言われることもあるでしょうが、まず少数意見です。内心多くの人が思っていたとしても、わざわざ書いてくる人間は稀です。
マンネリについては「あぎるラジオ」でも取りあげました。
「マンネリでいい」という内容のコンテンツをくりかえし投稿するというマンネリも発生しております。数ヶ月もしないうちに、また同じテーマで書くことでしょう。
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