仕事は兼業でいいじゃない　2022年12月【2】

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兼業でできるものも多いという印象を持ちました。ユーチューバーなどはむしろ兼業のほうがいいと思います。本業での経験を元に話すことができるからです。

医者と物書きを掛け持ちしている（していた）人もいますね。森鷗外が有名です。北杜夫、なだいなだ、加賀乙彦など精神科医が目立ちます。

サラリーマン作家が専業になることで書けなくなるという話も聞きます。小説を書くことで仕事の鬱憤を晴らしていたため、会社を辞めたら書くことがなくなってしまったというのです。

兼業にならざるを得ない場合も多いでしょう。声優、漫画家、芸人などの芸術方面、それからスポーツ選手もそうです。平日の日中は会社勤めをして生活費を稼ぎ、平日の夜と土日にスポーツをします。

また専業の声優になったところで、コンサートやテレビ・ラジオ番組への出演もあります。これらは演技の仕事ではないため、兼業の要素があります。

蛭子能収さんは漫画家でしょうか、タレントでしょうか。みうらじゅんさんの職業は何でしょうか。

何かひとつの職業を目指すのはもちろん結構なことですが、それ一筋と決意することもないということかもしれません。

目指す職業は、一応の目安程度と考えるぐらいのほうが、何か不測の事態が起きても柔軟に対応できるのではないかと思います。