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2022年2月17日~18日 日本のバレンタインの問題点と今後

【2月17日】
VRChatでバレンタイン・デー(以下「バレンタイン」)について語り合った。

元々はキリスト教圏の催しで、男女問わず、恋人や友達、家族などに贈り物をする。日本においては女性が男性にチョコレートを贈る日となっている。

私は「自分にはほとんど関係のない日だ。会社にも学校にも行かず、ほとんど人付き合いもないからだ」と話した。

すると、ある男性が「かわいそうに。僕がなぐさめてあげるよ」という感じのことを言ってきた。真剣ではなく、おどけていた。

彼の振る舞いの背景には「(日本において)バレンタインに女性からチョコレートをもらえない男性はかわいそう」という考えがある。また、男性同士が親密になることを茶化すニュアンスもあった。

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ところで、ゲイの方は日本式バレンタインとどう付き合っているのだろうか。少し調べてみた。異性愛者が千差万別であるように、同性愛者も千差万別のようだった。私は以下の記述に興味を持った。

今までのバレンタインは、異性愛の関係しか想定されていないうえに、異性愛関係に基づく「義理チョコ・システム」を半ば強制されるため、ゲイにとっては激しく微妙(ていうかわりと迷惑)なのです。

日本式のバレンタインは異性愛の関係しか想定されておらず、しかもそれを強制される。これは私たち一人ひとりが向き合う必要のある指摘だと思う。

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日本式のバレンタインにおいては、たくさんのチョコレートをもらえる男性がいる一方で、ひとつももらえない男性もいる。もらえない男性は「自分に価値がないせいだ」と考えてしまう傾向がある。

このイベントに興味がない男性も多いが、しばしば無理やり引きずり込まれる。「興味がない」と答えても「無理するな。チョコもらえなかったんだね。かわいそうに」と勝手に同情されてしまう。

「ガールズちゃんねる」という掲示板でも、そのようなやりとりを見つけた。

「お菓子メーカーが金儲けのためにやってるだけなのに、踊らされてよくやるわ」という書き込みがあった。それに対して「今年こそ貰えるといいね」「チョコもらえなかった理屈っぽい男子が言ってそう」という返信がついていた。そして多くの「いいね」が押されていた(賛同されていた)。

このやりとりにも「女性からチョコレートをもらえない男性=かわいそうな男性」という認識が見られる。どの男性も女性からチョコレートがほしいものと決めつけられてしまう。

現代は、性的少数者を差別しない社会へと向かっている。その流れと、異性愛の関係しか想定されていないこのイベントは相容れない。

異性愛だけが「正しい」とされた時代から、様々な性の形が認められる時代へと変わりつつある。「愛」に関するイベントの形も変えていく必要がある。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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